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エリゼ宮殿(エリゼきゅうでん、Palais de l'Élysée)は、パリ市内にある宮殿で、現在のフランス共和国大統領官邸である。名前はギリシア神話のエーリュシオンに因む。 1718年、フランスの貴族エヴェール伯爵のために建てられた宮殿で、その後、ルイ15世の公妾として知られるポンパドゥール夫人や、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌ、ナポレオンの元帥の一人だったジョアシャン・ミュラ、復古王制の国王シャルル10世の次男ベリー公シャルル・フェルディナンらが住まいにしていたこともある。また、1815年、ワーテルローの戦いに敗れたナポレオンはエリゼ宮殿で2度目の退位書に署名した。 大統領官邸として使用されたのは、1873年からで、エリゼ宮殿を官邸とした大統領は、フランソワ・オランドで22人目である。 フランス国家憲兵隊所属フランス共和国親衛隊の衛兵によって厳重な警備体制が敷かれている。宮殿内部は特定の参観日以外見学できない。宮殿脇のエリゼ通りから庭園を鉄格子越しに見ることができる。エリゼ宮の西隣にはフランスの迎賓館として用いられる公館がある。 == 写真 == 画像:Elysée Palace, Paris 2005.jpg|正門 画像:PR-2012-05-15 IMG 1630.jpg|玄関。2012年の権限移譲式で握手を交わすフランソワ・オランド(右)とニコラ・サルコジ 画像:Bundesarchiv B 145 Bild-F026341-0021, Paris, Präsident de Gaulle empfängt Lübke.jpg|1968年2月、西ドイツ(当時)大統領ハインリヒ・リュプケを迎えるシャルル・ド・ゴール大統領 画像:Salon Pompadour 2.JPG|ポンパドゥール・サロン 画像:Salon cleopatre 1.JPG|クレオパトラ・サロン 画像:Bundesarchiv B 145 Bild-P106816, Paris, Unterzeichnung Elysée-Vertrag.jpg|ミュラ・サロン。閣議や条約署名式に用いられる。1963年、仏独協力条約に署名するコンラート・アデナウアー(左)、ド・ゴール(中)、ジョルジュ・ポンピドゥー(右) 画像:Palais de l'Élysée rdc.svg|内部地図。8がミュラ・サロン、11がポンパドゥール・サロン、13がクレオパトラ・サロン、19が玄関 画像:The grounds of the Hôtel d'Évreux (present Palais de l'Élysée) from the Turgot map of Paris circa 1737.png|1737年のに見えるエリゼ宮(エヴェール伯爵邸) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリゼ宮殿」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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