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エルゴリン
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エルゴリン
エルゴリン(Ergoline)は、様々なアルカロイドの構造骨格となる化合物である。血管収縮の目的や、偏頭痛(カフェインとともに用いる。)、パーキンソン病の治療、軽減のためにも用いられる。麦角菌(Ergot)で見られるいくつかのエルゴリンアルカロイドは、麦角中毒の発生に関わっており、痙攣や壊疽を引き起こす。LSD、リゼルグ酸やソライロアサガオに含まれるもの等、幻覚剤の効果を示すものもある。 ==利用== エルゴメトリンやエルゴタミン等の天然に生成するものの他に、重要な合成誘導体としては、子宮収縮薬として用いられるメチルエルゴメトリン、抗偏頭痛薬として用いられるジヒドロエルゴタミンやメチセルジド、エルゴロイド、またパーキンソン病等の様々な病気の治療に用いられるブロモクリプチン等である。パーキンソン病の治療に用いられるより新しい合成エルゴリンには、ペルゴリドやリスリドがある。 恐らく最も有名なエルゴリン誘導体は、幻覚剤のLSDである。エルゴメトリンとエルゴタミンは、麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約の付表I前駆体に含まれている〔http://www.incb.org/pdf/e/list/red.pdf .〕。 エルゴリンは母乳に移行するため、授乳中は摂取してはいけない〔kidsgrowth.org --> Drugs and Other Substances in Breast Milk Retrieved on June 19, 2009.〕。またこれらは子宮収縮効果を持ち、妊娠中に摂取すると流産の危険が高まる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルゴリン」の詳細全文を読む
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