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エル・ジェム(ラテン語:Thysdrus)はチュニジア、マーディア県の人口18,302人(2004年の国勢調査)の町である。 ここにはアフリカで最も印象的なローマ遺跡が眠る。 ==歴史== この都市はチュニジアのほとんどすべてのローマ人居留地と同様にカルタゴ人の居留地の上に構築された。 ローマ時代のThysdrusは、特に2世紀に、今日ほど乾燥していない気候の下で、輸出のために製造するオリーブオイルの中心として繁栄した。 この街は、現在もローマカトリックの肩書きである大司教の所在地であった。 3世紀はじめの円形闘技場が構築された頃、Thysdrusはカルタゴに続くローマ帝国の北アフリカの第2の都市の座をHadrumetum(現代のスース)と競っていた。 しかし、238年に始まり、ゴルディアヌス1世のカルタゴの近くの彼の別荘での自殺に続く、不成功に終わった反乱のときに、皇帝マクシミヌス・トラクスに忠実なローマの軍隊が都市を破壊した。 この破壊は回復されなかった。 3世紀の破壊がどの程度のものであったかは知られていない。 恐らく、オクシリンコスと同様の破壊が行われたものと思われる。
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