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エルベの誓い(エルベのちかい)は、第二次世界大戦末期の1945年4月25日に、ナチス・ドイツを壊滅させるために東進を続ける連合国のアメリカ軍と、西進を続けるソ連赤軍がドイツ東部を流れるエルベ川の沿岸、ザクセン州トルガウ(Torgau)で初めて出会った事件を指す〔 早乙女勝元『母と子で見るエルベの誓い』(草の根出版会、2001年)〕。これはベルリン陥落の1週間前であり、トルガウはドレスデンとマクデブルクのほぼ中間点にあり、終戦後は東ドイツに属していた。 == 概要 == 1945年4月25日11時25分に、トルガウの南20㎞の小村シュトレーラで、アメリカ陸軍第1軍の第69歩兵師団第273歩兵連隊第2大隊G中隊の哨戒隊が、馬に乗った1人のソ連兵に出会い、初めて西部と東部の戦線が繋がった。その後の午後4時に、トルガウで同連隊第1大隊の情報将校のウィリアム・D・ロバートソン中尉の率いる偵察隊が、ソ連軍第1ウクライナ方面軍第5親衛軍の狙撃兵連隊の一部と出会い、こちらが「トルガウの出会い」又は「エルベの誓い」として有名になった〔第2次大戦 欧州戦史シリーズ『ベルリン攻防戦』学習研究社、1999年 p.30-31 ISBN 4-05-602060-4〕。 この事件はソビエト連邦では「エルベ川の出会い」()と呼ばれ、また同名の映画(監督はグリゴーリー・アレクサンドロフ、音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ)が作られていて〔『エルベの邂逅』の音楽 〕〔『エルベの邂逅』の音楽2 〕、アメリカ合衆国では「エルベ・デイ」(Elbe Day)として記憶されていて、日本ではこのソ連映画の最後に両軍代表が平和を誓いあうシーンから、通常「エルベの誓い」と呼ばれている。 ファイル:Torgau Denkmal der Begegnung en-de1.jpg|トルガウのエルベ河畔には、ドイツ語と英語で書かれた記念碑「East Meets West」が建っている。 ファイル:ElbeDay1945 (NARA ww2-121).jpg|トルガウで出会い、肩を抱き合って記念写真を撮るアメリカ軍のロバートソン中尉(左側)とソ連軍のシルヴァシュコ中尉(右側)。 ファイル:Bundesarchiv Bild 183-1985-0531-314, Torgau, Begegnung amerikanische-sowjetische Soldaten.jpg|トルガウで肩を抱き合って歩くアメリカ兵とソ連兵。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルベの誓い」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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