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エルヴェ・モロー(Hervé Moreau、1977年12月2日 - )は、フランス出身のバレエダンサー・振付家である〔『バレエ・パーフェクト・ガイド』p.44.〕〔『バレエ・ダンサー201』p.138.〕〔『バレエの鑑賞入門』p.99.〕。パリ・オペラ座バレエ学校からパリ・オペラ座バレエ団に入団し、2006年にエトワールに昇格した〔〔。負傷による長期のブランクを乗り越えて復帰し、作品の振付やチャリティー公演の企画など多岐にわたる活動を行っている。 == 経歴 == === 初期のキャリア === パリ郊外の出身〔。ボルドーで5歳の時からダンスを始めた〔。1989年、パリ・オペラ座バレエ学校に入学した〔。1995年のバレエ学校公演で『ダフニスとクロエ』のダフニス役を踊り、同年にパリ・オペラ座バレエ団に入団した〔。 1999年にコリフェ〔仏:''coryphée''。パリ・オペラ座バレエ団の階級では、カドリーユの上、スジェの下で主にコール・ド・バレエを踊るダンサーが所属するが、作品によってはソロに抜擢されることもある。〕に昇格し、ジョン・ノイマイヤー振付『シルヴィア』やウィリアム・フォーサイス振付『In the Middle, Somewhat Elevated』、ルドルフ・ヌレエフ版『白鳥の湖』などに出演した〔〔。このような作品内でコールド・バレエの一員として踊っていても、当時からその端正な容姿で目を惹く存在であった〔〔。2000年には『ライモンダ』のベルナール役を踊り、マニュエル・ルグリやローラン・イレールの後に続くスター候補として注目を集めた〔。 2001年にスジェ〔仏:''sujet''。パリ・オペラ座バレエ団の階級では、コリフェの上で主にソロを踊るダンサーが所属する。作品によっては、主役級を任されることもある。「シュジェ」と表記される場合もある。〕に昇格したモローには、さらに大役が与えられることになった〔〔。ヌレエフ版『白鳥の湖』で王子役に抜擢され、期待に応えて憂愁に閉ざされた王子の心情を的確に表現して、その成果によりAROP賞(パリ国立オペラ座振興会ダンス賞)を受賞した〔〔〔『ダンスマガジン』2013年1月号、p.32.〕。2002年にプルミエ・ダンスール〔仏:''premier danseur''。パリ・オペラ座バレエ団の階級では上から2番目にあたり、エトワールの下、スジェの上でソロや主役級を踊るダンサーが所属する。女性の場合は、プルミエール・ダンスーズ(''premi(e)re danseuse'')と表記する。〕に昇格し、ノイマイヤー振付『シルヴィア』のアミンタ、ユーリー・グリゴローヴィチ振付『イワン雷帝』のクルプスキー公爵と引き続いて大役に抜擢された〔〔〔。 2006年3月3日、ヌレエフ版『ラ・バヤデール』で初めて主役のソロルを踊り、エトワールに昇格した〔〔〔。このときの一方の主役ニキヤはオーレリー・デュポンで、彼女とはヌレエフ版『ロミオとジュリエット』等でも共演した〔〔〔『バレエ パーフェクト・ガイド』、p.44.〕。 端正な容貌と183センチメートルの長身で舞台映えする身体条件に恵まれ、ロマンティックなダンスール・ノーブル的役柄を得意とするダンサーである〔〔〔〔〔。彼の本領は、2006年のノイマイヤー振付『椿姫』のアルマンや2007年のローラン・プティ振付『プルースト』での若きプルーストなどで発揮された〔〔『ダンスマガジン』2007年2月号、p.54.〕。2007年10月には、ガルニエ宮での世界初演となるドイツの女流振付家サシャ・ヴァルツ(:en:Sasha Waltz)の『ロミオとジュリエット』でデュポンと共演し、高い評価を得た〔〔〔。クラシック・バレエの諸作品はもとよりフォーサイスなどの現代作品も踊りこなす芸域の広さも併せ持ち、マチュー・ガニオと並ぶパリ・オペラ座バレエ団のスターとして期待された〔〔〔『ダンスマガジン』2016年2月号、pp.38-43.〕。2007年には、ブノワ賞を受賞している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルヴェ・モロー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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