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エル・アラメインの戦い : ミニ英和和英辞書
エル・アラメインの戦い[える あらめいんのたたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラメ : [らめ]
  1. (fr:) (n) lame 2. (fr:) (n) lame
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

エル・アラメインの戦い : ウィキペディア日本語版
エル・アラメインの戦い[える あらめいんのたたかい]

エル・アラメインの戦い(エル・アラメインのたたかい)は、第二次世界大戦における枢軸国軍と連合国軍の戦いである。第一次会戦は1942年7月1日から31日。第二次会戦は同年10月23日から11月3日に行われた。
==戦いの背景==
ガザラの戦いトブルク前面の陣地線(ガザラライン)を突破したドイツ軍は、1942年6月18日にはトブルク要塞を包囲した。次に控えるエジプト侵攻を考えると、戦車部隊での突破は難しかった。そこで航空戦力の支援の元、歩兵と砲兵による攻撃を主体とした。十分な安全が確保された後、戦車隊を突入させた。英軍に反撃の余力は無く、20日朝に始まった戦闘は21日朝には終結した。
これが英軍に与えた打撃は大きく、英軍はエジプト領内奥部のエル・アラメインに最終決戦陣地を敷いた。エル・アラメインを占領されると北アフリカの主要な軍港は全て陥落した事となり、これにより輸送船による増援が不可能となるだけでなく、その先にあるエジプトまでもが征服されると、中東の産油地帯はドイツ軍に蹂躙され、同時期にソ連南部コーカサス地方を攻撃していたドイツ軍A軍集団に挟撃され、ソ連の油田まで占領されてしまう恐れがあった。英軍にとって幸いなことに、エル・アラメイン南方に広がるカッターラ低地は、半ば干上がった湿地帯であった。半ば干上がっていても湿地帯は湿地帯であり、塩水の沼地と生乾きの泥と泥が乾いた微細で底深い流砂は装甲車両の通行を阻み、ドイツ軍はそれまでの常勝策であった内陸部経由の戦略的な迂回を行えず、エル・アラメインへの攻撃を繰り返すしかなかった。ロンメルは7月1日にエル・アラメインへの攻撃を開始したが英軍の抵抗に阻まれ、22日には攻撃を中断した(第一次エル・アラメイン会戦)。
こうした状況の中でアメリカ軍の本格的な参戦が決定し、レンドリース法(武器貸与法)によってイギリス軍は米国から300輌以上のM4中戦車と大量の航空機の増援を受けた。対してエルヴィン・ロンメル指揮下のドイツ装甲師団は連戦連勝を収めていたものの、補給の途絶えた中で初期とは見る影もなく消耗しており、戦車はドイツ製のものが90輌〔大半は旧式のIII号戦車IV号戦車は僅かであった〕、イタリア製の旧式戦車が130輌で残りは鹵獲戦車であった〔『ロンメル将軍―砂漠の狐』172項〕。
ロンメルはせめて弾薬と燃料の欠乏を解決する為に、イタリア軍総司令部と空軍司令アルベルト・ケッセルリンクに戦争継続に必要な物資と1万5000トン以上の燃料を輸送するよう約束させたが、輸送船の到着するベンガジ港から前線まで約900km、最寄のトブルク港からでも約450kmと離れており補給線が延びた為に時間がかかった。トブルク港への輸送はマルタ島駐留の英軍を主力とする連合軍に制空権を握られていた為に輸送船は途中で撃沈され、東部戦線ではスターリングラード攻防戦が起きドイツはほぼ全軍を投じた為、北アフリカ戦線は二の次三の次とされ補給は一向に届かなかった〔『ロンメル語録―諦めなかった将軍 』216項 ジョン ピムロット〕。
こうした状態で、連合軍の大反攻が開始された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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