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エレアのゼノン ( リダイレクト:ゼノン (エレア派) ) : ウィキペディア日本語版
ゼノン (エレア派)
エレアのゼノン(、、、、、 紀元前490年頃 - 紀元前430年頃〔によれば、第79回オリンピック大会期(紀元前464年-紀元前461年)のときに男盛りであった。〕)は、古代ギリシア自然哲学者で、南イタリアの小都市エレアの人。ゼノンのパラドックスを唱えたことで有名。ゼノン (ストア派)とは別人物。
== 生涯 ==
テレウタゴラスの子として生まれたが、養子縁組によって哲学者パルメニデスの子となった。それより生涯、パルメニデスの弟子であり、同時に愛人でもあったという。
エレアを愛していたため、学問の中心であるアテナイには移住せず、生涯を祖国で過ごした。〔
政治活動家として命を落とした。そのころエレアを支配していた僭主ネアルコス(一説によればディオメドン)を打倒しようとしてかえって捕まえられ、刑死させられたという。一説によれば、同志や武器の輸送について尋問されたときに、僭主に猜疑心を起こそうと謀って、同志として僭主の友人の名を挙げた。その後、さらに打ち明け話があるふりをして僭主に近づき、その耳(あるいは鼻)に噛みついて、刺し殺されるまで離さなかった。また別の一説によれば、他に共犯者がいるかとの僭主の問いに対して「国家に仇をなすあなたこそ、反乱の首謀者である」と言い放ち、自分の舌を噛み切って相手に吐きかけた。そこで市民たちは奮い立って、僭主に石を投げつけて殺してしまった。またある別の一説によれば、ゼノンは石臼の中に投げ込まれて打ち殺された。〔
プラトンの対話篇『パルメニデス』に、師パルメニデスやソクラテスと一緒に登場させられた。ソクラテスペリクレスもゼノンの講義を聴いたことがあるとされている。そのほか、プラトンは、ギリシア神話の知将パラメーデースになぞらえて、彼を「エレアのパラメーデース」として言及した〔。また、アリストテレスによって「弁証法、問答法 (dialektike)」の創始者と呼ばれた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zeno of Elea 」があります。




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