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エレナ・タタルコワ : ミニ英和和英辞書
エレナ・タタルコワ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


エレナ・タタルコワ : ウィキペディア日本語版
エレナ・タタルコワ

エレナ・タタルコワElena Tatarkova, 1976年8月22日 - )は、ウクライナの女子プロテニス選手。タジキスタンの首都ドゥシャンベで生まれる。1999年ウィンブルドン女子ダブルスで、(南アフリカ)とペアを組んで準優勝した選手である。ベースライン・プレーヤーで、バックハンド・ストロークを最大の武器にした。左利きの選手。自己最高ランキングはシングルス45位、ダブルス9位。WTAツアーでシングルスの優勝はなかったが、ダブルスで4勝を挙げた。
== 来歴 ==
タタルコワは母親の勧めで10歳からテニスを始め、1993年5月にプロ入りした。1994年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップウクライナ代表選手になる。彼女は早くからダブルスの分野で優れた才能を発揮し始め、1996年全仏オープン4大大会女子ダブルスに初挑戦した。2年後の1998年全豪オープンで初のシングルス本戦出場を果たす。この年の全仏オープンで3回戦に進出し、第3シードのヤナ・ノボトナに挑戦するが、これがタタルコワの4大大会女子シングルス自己最高成績になった。
1999年1月のオーストラリア・ホバート大会で、タタルコワはマリアン・デ・スウォートとペアを組み、女子ツアーのダブルスで初優勝を遂げた。このデ・スウォートと一緒に、半年後のウィンブルドン女子ダブルスで活躍する。2人は準決勝で第1シードのヤナ・ノボトナ&ナターシャ・ズベレワ組を 6-4, 2-6, 7-5 のストレートで倒し、タタルコワはウクライナ人女性として初めてウィンブルドン決勝の舞台を踏んだ。決勝戦ではリンゼイ・ダベンポート&コリーナ・モラリュー(ともにアメリカ)組に 4-6, 4-6 のストレートで敗れ、初優勝はならなかった。(ダベンポートはこの大会で女子シングルス・女子ダブルスの単複2冠を獲得した。)ところが、2人は全米オープンの女子ダブルス1回戦でフランスペアのジュリー・アラール=デキュジス&アメリ・モレスモ組に 6-4, 5-7, 4-6 で敗れ、この敗戦を最後にタタルコワとデ・スウォートはコンビを解消した。
ウィンブルドン女子ダブルス準優勝から2年後、タタルコワは2001年全仏オープン女子ダブルスでジュスティーヌ・エナンとコンビを組み、ベスト4まで進出した。タタルコワとエナンの組み合わせは、この1度だけである。2人は準々決勝でナタリー・トージア&キンバリー・ポー=メッセーリ組に 3-6, 7-5, 11-9 の逆転勝利を収めた後、準決勝でビルヒニア・ルアノ・パスクアル&パオラ・スアレス組に 2-6, 0-6 で完敗した。
2002年2月下旬のアメリカテネシー州メンフィス大会で、タタルコワは日本杉山愛とペアを組んで優勝し、3年ぶりのツアー優勝を杉山とのコンビで獲得した。2003年シーズンにダブルスで年間2勝を挙げ、これでタタルコワの女子ツアーダブルス優勝は「4勝」になる。彼女の競技経歴は2004年にほぼ終わっているが、2006年11月にイギリスの下部トーナメントのダブルス戦に出場したことがある。タタルコワは2004年までフェドカップ代表選手を務め、通算勝利数(27勝11敗)・シングルス通算勝利数(17勝7敗)・ダブルス通算勝利数(10勝4敗)の3部門でウクライナ・チームの歴代1位記録保持者になった。オリンピック代表選手としても、2000年シドニー五輪の女子ダブルスに出場した。
タタルコワは2007年9月に結婚し、2009年4月と2012年2月に出産している。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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