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『エレニア記』(''The Elenium'')は、アメリカの作家デイヴィッド・エディングスによって書かれたファンタジー小説。 『ベルガリアード物語』シリーズ同様、舞台となる『イオシア大陸』の各民族や地域に中世ヨーロッパをはじめとする世界各国の文化や生活様式を取り入れ、確固たる世界観を作り出している。また、個性的な登場人物やユーモアに富んだ会話と行動が、魅力的な女性たちの活躍が、策謀と戦闘で暗くなりがちなストーリー展開を痛快なものにしている。 全6巻(旧翻訳版は全5巻)で構成。日本語訳は現在早川書房ハヤカワ文庫FTより発行されている。続編に『タムール記』(''The Tamuli'')がある。 == ストーリー == イオシア大陸にある国家のひとつ、エレニアが舞台。この国を保護するパンディオン騎士団に属する教会騎士スパーホークは、先王アルドレアスにより海峡をへだてて南にある砂漠の国レンドーに追放されていたが、アルドレアス没後、即位した女王エラナの命を受けて10年ぶりに帰還する。 首都シミュラに戻った彼は、まだ18歳のエラナが父王と同じ病気に倒れ、死に近づきつつあり、現在、パンディオン騎士団の聖騎士12名と騎士団の教母セフレーニアが魔術で創りだしたクリスタルの中で、王冠をつけ玉座に座ったまま眠りについていることを知る。セフレーニアたち13人は生命力が徐々に奪われ、月が一度公転するごと(=28日ごと)に一人ずつ死んでいき、最後のひとりであるセフレーニアが死んだ時、クリスタルは消滅し、エラナの命も失われるという。 エラナの擁護者であるスパーホークは彼女の病の治療法を探すため、仲間と協力してシミュラの司教アニアス、かつての仲間マーテル、魔術にたけた謎のスティリクム人といった様々な敵と戦い、襲いかかるいくつもの謀略を破りながら、イオシア大陸中を旅する。やがて、その旅は神々の力を秘めた伝説の蒼い宝石『ベーリオン』をめぐるものとなり、神と人間の戦いへとつながってゆく。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エレニア記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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