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エンプレス・オブ・アイルランド (RMS Empress of Ireland) は、カナダ・イギリス間を就航していたオーシャン・ライナー。1914年5月29日にノルウェーの石炭船、ストールスタッドと衝突し、わずか14分間でセントローレンス川に沈没した。事故当時1477名を乗せており、乗客840名、乗員172名の計1012名の命が失われた〔事故調査委員会報告書 p.7〕。死者数はカナダの海難事故としては最大級のものである。 エンプレス・オブ・アイルランドはスコットランドのにあるフェアフィールド・シップビルディング・アンド・エンジニアリング・カンパニーで建造され、1906年に進水した〔。姉妹船のと共に、カナダ太平洋鉄道が経営するカナダ太平洋汽船会社(現CPシップス)の、自治領カナダのケベックとイギリスのリヴァプールを結ぶ大西洋航路に就役した。事故は96回目の航海中に起こった。 沈没船はダイバーでも捜索可能な水深40メートルに沈んでいる。多くの遺物が回収され、そのうちいくつかはケベック州のリムースキにある(Site historique maritime de la Pointe-au-Père)のエンプレス・オブ・アイルランド展示館に展示されている。エンプレス・オブ・アイルランドが沈んでいる区域はカナダ政府により国定史跡に指定されている。 エンプレス・オブ・アイルランドの事故に関する多くの書物が出版され、テレビ映画も製作されている。 2012年1月、ノルウェーのラジオ放送局NRK P2はドキュメンタリーを放送した。 ==建造== エンプレス・オブ・アイルランドはフランシス・エルガーによって設計され、スコットランドのグラスゴー近くにあるフェアフィールド・シップビルディング・アンド・エンジニアリング・カンパニーで建造された〔Johnston, Ian. "Govan Shipyard" in ''Ships Monthly.'' June 1985.〕。総トン数14,191トンのこの船は375,000ポンドのが結ばれ、契約から18ヶ月でカナダ太平洋鉄道に引き渡される予定であった。船体番号は443が与えられ、姉妹船エンプレス・オブ・ブリテンとともに建造された。全長167m、全幅20mであり、2本の煙突と2本のマストを持ち、2軸推進で平均速度は18ノットである。設計では定員は1,580名で、一等級の乗客は船体中央に310名、ニ等級は船尾方向に470名、三等級は船首方向に758名収容可能であった。進水した時点では、一等級310名、ニ等級468名、三等級494名、四等級270名と373名の乗組員の1,915名を乗せていた〔"NEW ATLANTIC STEAMER.-The twin-screw." Times England 6 June 1906: 9. The Times Digital Archive. Web. 14 Oct. 2013.〕。 また、1912年に起こったタイタニックの事故を受け、安全性にも力を入れている。救命ボートは40艘、救命ブイが24個、子供用150着を含む2212着のライフジャケットが用意されていた〔。 エンプレス・オブ・アイルランドは1906年1月26日に進水し、リヴァプールからモントリオールまでの処女航海を行い、信頼性と高速性を証明した。この船は姉妹船とともにケベックとイングランドを結ぶ北大西洋横断航路に就役した。カナダ太平洋鉄道の大陸横断鉄道と大洋航路船は、会社が宣伝する「世界最高の交通システム」の一部であった。 1909年10月14日には、セントローレンス川の北端付近で沈没船または岩礁にぶつかっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エンプレス・オブ・アイルランド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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