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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
エーレクトリュオーン()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエレクトリュオンとも表記される。主に、 *ペルセウスの子 *イトーノスの子 が知られている。以下に説明する。 == ペルセウスの子 == このエーレクトリュオーンは、ミュケーナイ王ペルセウスとアンドロメダーの子で、ペルセウス、アルカイオス、ステネロス、ヘレイオス、メーストール、ゴルゴポネーと兄弟。 アルカイオスの娘アナクソーとの間にストラトバテース、ゴルゴポノス、ピューロノモス、ケライネウス、アムピマコス、リューシノモス、ケイリマコス、アナクトール、アルケラーオス、アルクメーネーを、またプリュギアの女性ミデアとの間に庶子リキュムニオスをもうけた〔アポロドーロス、2巻4・5。〕。エーレクトリュオーンの妻はペロプスの娘エウリュディケーともいわれる〔シケリアのディオドロス、4巻9・1。〕。 エーレクトリュオーンはミュケーナイの王となったが、タポス王プテレラーオスの子供たちがやって来て、祖メーストールの土地を与えるよう求めた。エーレクトリュオーンが拒否すると、彼らはエーレクトリュオーンの牛の群を奪おうとし、エーレクトリュオーンの子供たちと殺し合った。その結果、エーレクトリュオーンの子供たちではリキュムニオス、プテレラーオスの子供たちではエウエーレースのみが生き残った。タポス人はエーレクトリュオーンの牛をエーリス王ポリュクセノスに預けてタポスに帰ったが、アムピトリュオーン(アルカイオスの子)はポリュクセノスから牛を買い戻し、ミュケーナイに連れ帰った。 エーレクトリュオーンは子供たちの復讐のためにプテレラーオスを攻めようとし、その間ミュケーナイとアルクメーネーをアムピトリュオーンに預け、戻るまでアルクメーネーの処女を守るよう約束させた。しかしアムピトリュオーンが牛をエーレクトリュオーンに引き渡したとき、1頭の牛が飛び出したのでアムピトリュオーンは止めようとして棍棒を投げると、棍棒は牛の角に当ってはね返り、エーレクトリュオーンに当って殺した。このためアムピトリュオーンはステネロスによって追放された〔アポロドーロス、2巻4・6。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エーレクトリュオーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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