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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
オイクレース()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してオイクレスとも表記される。予言者メラムプースの子アンティパテースと〔『オデュッセイア』15巻243。〕、ヒッポコオーンの娘ゼウクシッペーの子で、アムパルケースと兄弟〔シケリアのディオドロス、4巻68・5。〕。テスティオスの娘ヒュペルムネーストラーとの間にアムピアラーオスをもうけた〔ヒュギーヌス、70、73、128、250。〕。一説にオイクレースの父はアンティパテースの兄弟のマンティオスといわれ〔パウサニアス、6巻17・6。〕、また妻はテスピオスの娘ヒュペルムネーストラーで、イーピアネイラ、ポリュボイア、アムピアラーオスをもうけたとも〔シケリアのディオドロス、4巻68・5。〕、あるいはアムピアラーオスの父はアポローンであるともいわれる〔ヒュギーヌス、70、128。〕。 オイクレースはヘーラクレースのトロイア遠征に参加し、ヘーラクレースがトロイアを攻撃している間、船に残ってこれを守った。しかしトロイア王ラーオメドーンが率いるトロイア軍の攻撃を受け、戻ってきたヘーラクレースの軍がトロイア軍を追い払ったがオイクレースは戦死した〔アポロドーロス、2巻6・4。〕。 アルカディアの伝承ではオイクレースはトロイア遠征に参加しなかったらしく、アルカディアのメガロポリスからマイナロスに通じる道にオイクレースの墓があった。しかしパウサニアスはオイクレースがトロイア遠征に参加しなかったという伝承について懐疑的である〔パウサニアス、8巻36・6。〕。その一方で孫にあたるアルクマイオーンが母エリピューレーを殺した罪で放浪したさいに、一時アルカディアのオイクレースのところに身を寄せたという伝承がある〔アポロドーロス、3巻7・5。〕。なおシケリアのディオドロスによれば、トロイア遠征に参加したのはアムピアラーオスの子のオイクレースであるという〔シケリアのディオドロス、4巻32・2。〕。 ==系図== 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オイクレース」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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