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オイノマオス : ミニ英和和英辞書
オイノマオス
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


オイノマオス : ウィキペディア日本語版
オイノマオス

オイノマオス()は、ギリシア神話の人物である。エーリスピーサの王で、アレースと河神アーソーポスの娘ハルピンナ〔パウサニアス、5巻22・6。シケリアのディオドロス、4巻73・1。〕、あるいはアトラースの娘アステロペー〔ヒュギーヌス、84。〕、あるいはアトラースの娘アステリエーとの子〔ヒュギーヌス、250。〕。あるいはアルクシオンの子〔パウサニアス、5巻1・6。〕。オイノマオスはアトラースの娘ステロペー〔アポロドーロス、3巻10・1。〕〔パウサニアス、5巻10・6。〕、あるいはアクリシオスの娘エウアレーテーとの間にヒッポダメイアをもうけた〔。またデュスポンテウス、レウキッポスという子供もいた〔パウサニアス、6巻22・4。8巻20・2。〕。
オイノマオスはたいへんな愛馬家で〔プルタルコス『ギリシアの諸問題』52。 〕、父アレースから授かった馬を持っていた〔アポロドーロス、摘要(E)2・5。〕。ハルピンナ市の創建者で、母の名にちなんで名づけた〔パウサニアス、6巻21・8。〕。また娘ヒッポダメイアの求婚者を戦車競走で負かして殺害したことで有名で、ソポクレースエウリーピデース悲劇作品を書いたが散逸した。
== 神話 ==

===求婚者の殺害===
オイノマオスが求婚者を殺害したのは、ヒッポダメイアと結婚した者に殺されるという神託があったためとも、娘に恋していたためともいわれ〔アポロドーロス、摘要(E)2・4。〕、一説にはヒッポダメイアを穢したともいわれる〔ヒュギーヌス、253。〕。このためオイノマオスは求婚者たちにヒッポダメイアを戦車に乗せてコリントス地峡まで逃げることができれば結婚を許すが、もし途中で追いつかれたら殺すという条件を出した。しかしオイノマオスはアレースから授かった馬と武具を持っていたので〔、求婚者を先に走らせ、自分はゼウスに犠牲を捧げた後に出発しても追いつくことができ、槍で求婚者を殺し〔シケリアのディオドロス、4巻73・4。ほかパウサニアス、5巻14・6、8巻14・10。〕、首を切り落として館に打ちつけた〔〔。あるいは屋根に葺いた〔ピンダロス『イストミア祝勝歌』第4歌92古註a。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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