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オオギウミヒドラ
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オオギウミヒドラ
オオウミヒドラ ''Solanderia secunda'' (Inaba) は、樹状のサンゴかヤギ類のような群体を作り、その形が扇に似るのが特徴である。クラゲは形成しない。 == 特徴 == ポリプ世代のみで独立したクラゲを生じない〔以下、主として岡田他(1965),p.180〕。群体の全形は樹枝状で、細かに枝を出し、それらが平面的に広がり、全体では円に近い扇形になる。最大では50cmに達する例もあるが、普通はずっと小さい。キチン質の網状の骨格からなり、枝は弾力がある。色は黄褐色から褐色、黒紫色など。 ヒドロ花は幹から小枝にかけての多くの面に多数生じる。円筒形で小さく、長さ0.7-0.8mmにすぎない。その側面には広く触手を散在し、それらは15-20本あり、いずれも先端が膨らんだ有頭触手である。ヒドロ花の基部には骨格は2つの小突起を形成する。生殖体は子嚢であり、クラゲとして独立しない。子嚢は単独でヒドロ花の間の各所に生じ、短い柄を持っていて卵形。構造としては退化てはいるがクラゲの形を形成し、4本の放射管と4つの触手瘤がわずかに確認できる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオギウミヒドラ」の詳細全文を読む
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