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オオクボシダ
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オオクボシダ
オオクボシダ ''Micropolypodium okuboi'' (yatabe) Copel. は、ヒメウラボシ科のシダの1種。ごく小さく、コケに紛れるようにして生える。 == 特徴 == 常緑性の草本〔以下、記載は主として岩槻編(1992),p.281〕。根茎は短く斜めに立ち、数枚の葉を束にして出す。葉は大抵は垂れる。茎と葉の基部にある鱗片は褐色、膜質でやや硬く、披針形で縁はなめらか、先端に向けて次第に細くなる。長さは2mm、幅は基部で0.7mm。 葉は日本では大きくても15cm、時に20cmを超えるものもあった由〔牧野(1961),p.55〕だが、現在の日本ではもっと小さいものばかりである。中には長さ1cmで胞子嚢群を付ける葉もある。ただし、国外では25cmにまでなる。おおむね南へ行くほど大きくなる傾向がある〔パリス・鈴木(1997),p.8〕。葉柄は短くて褐色を帯び、2mmほどの毛を付ける。葉身は狭披針形から線形で、羽状に深く裂け、先端に向かって幅が狭くなる。側方に出る裂片は長楕円形で先端は丸い形から尖るものまであり、縁に鋸歯はない。大きい裂片で長さ3-6mm、幅2-4mm。葉身は表裏両面に赤褐色の硬い毛が立つように生える。葉脈は外からは見えにくい。側脈は羽片に1本だけで、その中で分枝することは少ない。胞子嚢群は楕円形で、各羽片の基部近くに1つずつ配置する。葉全体で見れば、中心を通る主脈の両側に1列に並ぶ形である。胞子嚢は無毛。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオクボシダ」の詳細全文を読む
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