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オオクワガタ属(''Dorcus'')は、クワガタムシ科を分類する約100属のうちの1属である。 ネブトクワガタ属、ノコギリクワガタ属に次いで、3番目に種類の多い属であり、 世界の広範囲に分布し、約140種が知られていて、日本では9種22亜種が生息している。 ''Dorcus''(ドルクス)とは、アフリカのレイヨウ類の角に大顎の形が似ていることに由来している。 かつては、ヒラタクワガタ類、コクワガタ類、アカアシクワガタ類などは別属で分類されていたが、同じオオクワガタ属の亜属として統合された。 == 特徴 == 本属の特徴としては、体色は黒色が多く、上から押しつぶされたように平たい。このような体型は、樹洞に生息(洞占有性)する習性と深く関係している。野生状態では見つけにくく、飼育下でも止まり木の下に潜っていることが多い。 飛ぶことも稀で、概して臆病だが、背中を小突けば体を奮い起こして威嚇する闘争心も併せ持ち、大顎の力も強い部類に入るため注意が必要。 クワガタムシ科の中でも大型の種を含む。本属と同様に性的二形の著しいことで知られるノコギリクワガタ属と互いに近縁である。 愛好家からも特に人気があり、日本産のオオクワガタを始め、アンタエウスオオクワガタ、中国ホーペオオクワガタなど一時期もてはやされたものも本属の種である。 このため、今日の飼育用品はこれらの種の飼育を目的としたものが中心で、当該種は勿論のこと、他のオオクワガタ属であっても食性などの生態が似通っているため、飼育方法もほぼ確立しており容易であると言える。 種類数が多く、アジア・ヨーロッパ・北アフリカ・北アメリカと分布域も大きい。成虫の寿命が比較的長く、活動開始から1年以上生きるものも多く、日本など温帯地方に分布する種類では土や木の洞に潜り越冬する習性を持つものが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオクワガタ属」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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