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オオバノイノモトソウ : ミニ英和和英辞書
オオバノイノモトソウ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


オオバノイノモトソウ : ウィキペディア日本語版
オオバノイノモトソウ

オオバノイノモトソウ ''Pteris cretica'' L. は、イノモトソウ科シダ植物イノモトソウに似て大きい。世界の熱帯・亜熱帯域に分布し、日本でも山間ではごく普通に見かけるものである。園芸植物として栽培されることもある。
== 特徴 ==
常緑性草本〔以下、記載は主として岩槻編著(1992),p.133〕。根茎は短く、匍匐するか斜めに立ち、密接して葉を出す。鱗片は褐色でほぼ線形、長さ5mm。葉柄は藁色から褐色か暗紫色までだが、基部ではほぼ黒色までに色づく。
葉柄は10-30cm、時に50cmまで。ただし胞子葉の方が長い。栄養葉と胞子葉は形態的にはよく似ており、ただし胞子葉の方がはっきりと背が高く、また羽片の幅が狭い。葉身は頂羽片が明確なタイプの単羽状複葉で、全体としては長さ15-40cm、幅は6-35cm。
側羽片は3-7対で、基部は次第に狭まり、先端側は尾状に伸び、縁は鋸歯縁で白いにかわ質になる。長さは普通12cm程度だが、時に25cmにも達する。胞子嚢群を生じるものでは幅が1-1.5cm、付けないものは1.5-3cmになり、紙質から薄い革質で黄緑色。羽片の基部には短い柄があり、最下の羽片、あるいは2番目までの対で、その基部近くから下向けにやや小さい羽片を1つ出す。葉脈は二叉分枝で胞子嚢床では連結するが、それ以外では遊離する。胞子嚢群は羽片の縁に沿って長く発達し、葉の表側が反転した形の偽苞膜に覆われる。偽苞膜はやや硬くて淡褐色。
和名は大葉のイノモトソウであり、イノモトソウより大型であることによる〔牧野(1961),p.21〕。欧米では観葉植物とされることもあり、英名は複数ある。例えばCretan Fern、Ribbon Fern、Table Fern等がそれであるが、Cretan Brake がよく使われる〔Pteris cretia - Plant Finder :Missouri Botanical Garden〕。なお、Brake はイノモトソウ属のシダ類一般を指す名である。

File:Pteris cretica - Botanischer Garten München-Nymphenburg - DSC08004.JPG|栄養葉と胞子葉(ミュンヘン植物園)
File:Starr 030419-0010 Pteris cretica.jpg|栄養葉(マウイ島)
File:Starr 041211-1339 Pteris cretica.jpg|胞子嚢群と偽包膜


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オオバノイノモトソウ」の詳細全文を読む




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