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オオバボダイジュ(大葉菩提樹、学名:''Tilia maximowicziana'' )は、シナノキ科シナノキ属の落葉高木〔〔『日本の野生植物 木本II』pp.66-67〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.430〕。 新しいAPG植物分類体系ではシナノキ属は、アオイ科に含める〔大場『植物分類表』pp.162-164〕。 == 特徴 == 落葉高木。ふつう樹高は6-8mになるが、大きいものは高さ25mになるものもある。幹の樹皮は暗灰色から帯紫暗灰色で、老木になると樹皮が浅く縦に割れる。若い枝には淡黄褐色のやわらかな星状毛が密に生える。葉は互生し、葉柄は長さ4.5-7cmになり、灰白色の星状毛が密に生える。葉身は長さ7-13cm、幅6-11cm、形はゆがんだ円形で、先端は短くとがり、基部はゆがんだハート形または切形、縁にはとがった鋸歯がある。葉の表面は無毛、裏面は灰白色でやわらかい星状毛が密に生える。裏面の側脈の基部に淡褐色の軟毛が密に生える〔〔〔。 花期は6-7月。葉柄の基部の側方から長さ6-10cmになる集散花序を垂らし、その先に10数個の淡黄色の花をつける。花序の軸に狭長楕円形の総苞葉が合着し、総苞葉は、花時の長さは5-8cm、果時の長さは6-10cmになり、両面に星状毛が密に生え、基部に長さ2-5mmの短い柄がある。萼片は5個あり、長さ6-7mmになる披針形で先はとがり、内面には長い毛が、背面には星状毛が密に生える。花弁は淡黄色で5個あり、長さ約8mmになる狭長楕円形で先はやや鈍い。雄蕊は長さ約5mmになり、多数あり離生する。花弁の内側に仮雄蕊が5個あり、へら形の花弁状で花弁より短い〔〔〔。子房は5室あって各々に2個の胚珠があり〔『原色日本植物図鑑 木本I(改訂版)』p.232〕、花柱1個は細く伸び、柱頭は浅く5裂する。果実は長さ10-15mmになる球状または楕円形の堅果で、5個の稜があり、灰白色の短い軟毛が密に生える。10月頃に熟し〔〔〔、裂開しないで中に1個の種子が入る〔『日本植物種子図鑑』p.402〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオバボダイジュ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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