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オカミミガイ(陸耳貝)、学名 ''Ellobium chinense'' は、有肺目オカミミガイ科に分類される巻貝の一種。東アジアの熱帯・温帯域に分布し、汽水域周辺に形成されるヨシ原などの塩性湿地に生息する。ときにオカミミガイ科の貝類を総称してオカミミガイあるいは略してオカミミと言うこともあるが、その場合はオカミミガイ類の意である。 ==特徴== 成貝は殻長40mm・殻径25mmに達し、日本産オカミミガイ類の中では最大種である。貝殻はラグビーボールのような楕円球形で厚質である。殻表は縫合下にごく細かい布目状彫刻があるがほぼ平滑で、光沢のない褐色の殻皮をかぶる。殻頂は浸食されて欠けることが多く、丸みを帯びている。殻口は縦長の水滴形で周辺が白く、外唇が肥厚する。殻底に近い内唇と軸唇に計3個の歯状突起が突き出るが、最も上に位置する突起は痕跡的である〔波部忠重・奥谷喬司『学研中高生図鑑 貝II』1975年〕〔奥谷喬司編著『日本近海産貝類図鑑』(解説 : 黒住耐二)2000年 東海大学出版会 ISBN 9784486014065〕〔三浦知之『干潟の生きもの図鑑』2007年 南方新社 ISBN 9784861241390 / 図鑑修正版 〕。軟体部のうち、殻外に出す頭部-腹足部の色はベージュで、しわ状の模様がある。触角は橙色で短い。 若い個体では殻口外唇が肥厚せず、殻頂周辺に細かい短毛が生える。また35mmを超えるほどの老成個体では褐色の殻皮が剥がれて黄白色を呈し、貝殻もいびつに変形してジャガイモのような印象になることが多い。 標準和名は、海岸の陸地に生息し水中には入らないことと、殻口に2-3個の突起が出た様がヒトの耳たぶに似ることに由来する。学名の種小名"''chinense''"は分布域の一つである中国に由来する。 ファイル:Okamimigai0904.jpg|殻皮がかなり剥がれた個体 ファイル:Okamimigai0905-2.jpg|殻皮が剥がれ殻も変形した老成個体 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オカミミガイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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