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オクラ(、秋葵、学名: )は、アオイ科トロロアオイ属〔以前はフヨウ属()に分類されていたが、現在ではトロロアオイ属に分類されている。〕の植物、またはその食用果実である。英名 の語源は、ガーナで話されるトウィ語の から。その形状からLady's finger(婦人の指)とも呼ばれる〔Okra BBC Good Food 2015年5月13日閲覧〕。 原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)。原産地や熱帯では多年草で、何年も繰り返し果実をつけるが、日本では冬越しができないため一年草である。 和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もある。沖縄県や鹿児島県、伊豆諸島など、この野菜が全国的に普及する昭和50年代以前から食べられていた地域では「ネリ」という日本語で呼ばれていた。今日では当該地域以外では「オクラ」という英語名称以外では通じないことが多い。 角オクラは10cm、丸オクラは15-20cmくらいに成長した段階の若い果実を食用とし、日本でも広く普及している。大きくなりすぎると繊維が発達して食感が悪くなり、食品価値を失う。 == 形態・生態 == 短期間で50cm-2mほどに生長し、15-30cmの大きさの掌状の葉をつける。 黄色に中央が赤色のトロロアオイに非常に似た花をつける。開花は夜から早朝にかけてで、昼にはしぼんでしまう。開花後、緑色もしくは赤い果皮で長さ5-30cmの先の尖った形の五稜の果実をつけ、表面に短毛が生えており、熟すと木質化する。寒さに弱く霜が降りる気候では結実しない。 ファイル:Abelmoschus esculentus feuilles.jpg|葉 ファイル:Abelmoschus esculentus2.jpg|花 ファイル:Abelmoschus esculentus.jpg|蕾と若い果実 ファイル:Okra Growing.jpg|果実 ファイル:Abelmoschus esculentus (L.) Moench; seeds.JPG|種子 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オクラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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