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オゼッラ・FA1L (Osella FA1L) はオゼッラ・スクアドラ・コルセがのF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはアントニオ・トマイーニ。FA1Lはターボエンジンを搭載したオゼッラの最後の車両。ドライバーは前年コローニからデビューしたニコラ・ラリーニ。 ==開発== FA1Lのエンジンは実際にはにデビューしたアルファロメオ 890Tで、オゼッラはこのエンジンをから使用していた。5シーズンにわたって使用してきたが、ポイント獲得は1984年ダラスグランプリでピエルカルロ・ギンザーニが挙げた2ポイントのみであった。車両とエンジンが共に信頼性に欠けることが判明し、アルファロメオの親会社フィアットはエンジンサポートからの撤退を決定した。エンジンは継続して使用できたが、アルファロメオではなくオゼッラの名前で使用することとなった。結果エンジン名はオゼッラ・890Tと呼ばれることとなった。 1988年シーズンは小さなイタリアチームの惨めな失敗として見ることができる。890Tは1988年シーズンにおける最もパワフルなエンジンで、をたたき出した。これはホンダ(RA168E)やフェラーリのV6ターボエンジンより50馬力上回っていた。シーズン始めのモンツァ・サーキットにおけるテストでラリーニはストレートスピードの伸びを評価し、ラップタイムが励みになるとしていた。しかしながら、車重が重すぎ()、過剰なドラッグがトップスピードを低下させ、ダウンフォースの不足がコーナリングスピードの低下に影響を及ぼしていた。加えてV8ターボエンジンは燃料消費の多さと低いスロットルレスポンス(いわゆるターボラグ)に苦しめられた。実際FA1L(「FAIL」の渾名が付けられた)はパワーで程度劣る自然吸気V8エンジン車に後れを取っていた。自然吸気車はトップスピードでは劣るものの、ターボラグに苦しめられることはなく良好なスロットルレスポンスで勝負ができた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オゼッラ・FA1L」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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