|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
オッターハウンド(英:Otterhound)は、イングランド原産のセントハウンド犬種のひとつである。犬種名は「カワウソの猟犬」を意味し、川沿いを嗅ぎまわったり、冷たい川の中に入って、獲物のにおいを群れ(パック)で追跡し、カワウソを見つけた〔。かつてはオッター・ドッグとも言った〔デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、79ページ〕。 == 歴史 == オッターハウンドはその名のとおり、カワウソ(オッター)を狩ることに特化した犬種である。最初期の記録として、13世紀のジョン失地王がオッターハウンドの群れを連れて狩りをしたとされる〔。歴代のイングランド王の中でも、エドワード2世、ヘンリー6世、エドワード4世、リチャード3世、ヘンリー7世、ヘンリー8世、エリザベス1世、チャールズ2世は、「オッターハウンドマスター」の称号を有していた〔。 古い犬種であり、作出の過程は定かでない〔〔。初期には、冷たい川にも喜んで飛び込み、集団でカワウソを見つけ出すさまざまな容姿・性格の犬が「オッター・ドッグ」や「オッターハウンド」と呼ばれていたとみられ、グリフォン・ニヴェルネ、サザン・ハウンド、ブラッドハウンド、フォックスハウンド、エアデール・テリア等の血を引いているとされる〔〔。犬種が確立されるうちに、寒さと水に強い被毛を持ち、水かきが発達して泳ぎが上手く、非常に鋭い嗅覚を持つハウンドとなった〔。この時期には、狩猟犬として使われていたため、ショードッグとなることを嫌い、ケネルクラブ等には登録されなかった〔。 イングランドで川の汚染や乱獲などによりカワウソの頭数が激減した結果、1970年代にはカワウソ猟は廃れ、カワウソは1979年に保護動物に指定された〔。このため、狩猟目的での繁殖は廃れ、ハンターの多くは犬を処分したため、オッターハウンドの数も激減し、絶滅が危惧された〔。一方で、ショードッグや家庭犬として新たに注目されることにもなり、犬種標準がケネルクラブに登録されることとなった〔。1974年には国際畜犬連盟に正式登録されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オッターハウンド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Otterhound 」があります。 スポンサード リンク
|