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オットカール2世 : ミニ英和和英辞書
オットカール2世[よ, せい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 

オットカール2世 ( リダイレクト:オタカル2世 ) : ウィキペディア日本語版
オタカル2世[おたかる2せい]

オタカル2世(Otakar II, 1230年?〔稲野強「オタカル2世」『東欧を知る事典』新訂増補、62頁〕 - 1278年8月26日〔ツェルナー『オーストリア史』、153頁〕〔薩摩『物語 チェコの歴史』、50頁〕)は、プシェミスル朝ボヘミア王(在位:1253年 - 1278年)、オーストリア公(在位:1251年 - 1278年)。ヴァーツラフ1世ドイツ王フィリップの娘クニグンデの次男。ボヘミア王とポーランド王も兼ねたヴァーツラフ2世の父。大空位時代にドイツ王に選ばれたカスティーリャアルフォンソ10世は母方の従弟に当たる。ドイツ語名Ottokar、ハンガリー語名Ottokárから、オットカール2世とも呼ばれる。
オーストリアを統治するバーベンベルク家の断絶後、オタカルは彼らの統治下にあったオーストリアシュタイアーマルクを獲得する。東方においてはドイツ騎士団の征服事業を支援し、東プロイセンに勢力を拡大した。1273年神聖ローマ皇帝に選出されたハプスブルク家ルドルフ1世と対立し、1278年にマルヒフェルトの戦いでルドルフ1世に敗れ、落命した。
オタカルはオーストリアの重要な支配者の一人として挙げられるが、彼の死後に書かれた年代記には偉大さとともに傲慢な人格も記される〔ツェルナー『オーストリア史』、154-155頁〕。それらの年代記は、19世紀の劇作家フランツ・グリルパルツァーのオタカル像にも影響を与えた〔ツェルナー『オーストリア史』、154頁〕。
== 生涯 ==

=== 若年期 ===
1247年末、オタカルは下級の貴族に擁立され、父ヴァーツラフ1世に対して反乱を起こす〔藤井『中世チェコ国家の誕生』、165-166頁〕。反乱の背景にはヴァーツラフに不満を抱く貴族の思惑、神聖ローマ皇帝とローマ教皇の対立の影響が存在していたと考えられている〔薩摩『物語 チェコの歴史』、45頁〕。オタカルは一度はヴァーツラフをマイセンに放逐するが、1249年に首都プラハに帰還したヴァーツラフによって反乱軍は打ち破られる。ヴァーツラフによって捕らえられたオタカルは監禁されるが、間もなく叔母アネシュカの仲裁によって親子は和解し、オタカルは釈放される〔薩摩『物語 チェコの歴史』、46頁〕。
他方オーストリアでは、1246年にバーベンベルク家出身のオーストリア公フリードリヒ2世が戦死した後、バーベンベルク家の男子継承者が断絶していた〔ツェルナー『オーストリア史』、108,148頁〕。バーベンベルク家の2人の公女マルガレーテとゲルトルートにも公位の継承権が認められており、多くの公位請求者が2人に求婚した〔ツェルナー『オーストリア史』、148-149頁〕。1246年にオタカルの兄ヴラディスラフはゲルトルートと結婚するが、翌1247年にヴラディスラフは没する。領内の安定を求めるオーストリアの貴族はヴラディスラフの弟であるオタカルをオーストリアに招き〔ツェルナー『オーストリア史』、149頁〕、1252年2月にオタカルは20歳以上年上のマルガレーテと結婚する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ottokar II of Bohemia 」があります。




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