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乳房(にゅうぼう、ちぶさ)は、哺乳類のメスが持つ授乳器官。単に乳(ちち)あるいはお乳とも言い、俗におっぱいとも呼ばれる。 == 概要 == 乳房は多くの哺乳類のメスに存在する、皮膚の一部がなだらかに隆起しているようにみえる柔らかい器官で、その内部には、乳汁(母乳、乳)を分泌する機能を持つ外分泌腺の乳腺(にゅうせん)が存在する。哺乳類の乳房は胴部の腹面に左右の対をなして発達する。乳房の中央には、乳汁が外部に分泌される開口部を含む乳頭(にゅうとう)が存在する。哺乳類では、産まれてから一定期間の間の乳児は乳汁を主たる栄養源として与えられ、生育する。哺乳類の名前は、ここから来ている。オスの乳房、乳腺はその生産機能と分泌の機能を持たないため通常、痕跡的である。 なお、野生の哺乳類では授乳時に乳頭が露出することによって辛うじて存在が判明する程度の膨らみにしか発達しない種が多い。また、単孔類では乳房や乳首は発達せず、腹面の育児嚢の中のくぼみ状の構造から母乳は分泌される。乳腺は本来は汗腺のようなものから発達したもので、単孔類のそれは原始的状態を保持したものと考えられる。 以下、特に断りがない限り、人間の乳房について記述する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乳房」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Breast 」があります。 スポンサード リンク
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