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オーズ〔ネッケル他編, 谷口訳 (1973) などにみられる表記。〕( 。日本語表記には他に、オーズル〔『北欧神話』(著、岩波少年文庫、2001年)などにみられる表記。〕、オード〔山室 (1982) などにみられる表記。〕、オデル〔松村 (1980) にみられる表記。〕、オヅル〔とも)は、北欧神話に登場する神である。 その名前は「激情」を意味する。 == 概説 == オーズは愛の女神フレイヤの夫であり、基本的に彼女の配偶者という立場で名前のみが登場する。 たとえば、『古エッダ』の詩『巫女の予言』では、フレイヤが「オーズの妻」と呼ばれている〔ネッケル他編, 谷口訳 (1973), p. 11.〕。 また、『ヒュンドラの歌』においては、巨人の女性ヒュンドラに、いつもオーズに欲情して追いかけていたがその前掛けの下にたくさんの男がもぐり込んだ、などとフレイヤが皮肉られる箇所がある〔ネッケル他編, 谷口訳 (1973), p. 211.〕。 彼の実際の活躍が語られることはなく、ラグナロクの到来時にどのような最期を迎えたかも不明である。 なお、前述の『ヒュンドラの歌』では、ヒュンドラと相対するフレイヤの傍らには、フレイヤの愛人だとされる人間の男性オッタルが猪の姿で登場する。オッタルとオーズの名前は似ているが、この詩の中にはオッタルとは別にオーズの名前も出てくる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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