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オデッサ( オデーサ〔青木、中井「オデッサ」『ロシアを知る事典』新版、108頁〕、 )は、ウクライナ南部、黒海に面した港湾都市である。オデッサ州の州庁所在地で、2015年現在の人口は約101万人、ウクライナで3番目に大きな都市となっている。 面積は約160km2〔嵐田『オデッサ』、35頁〕。ドニエストル河口から北に約30km、キエフから約443km南に位置する〔『ブリタニカ国際大百科事典』3、424-425頁〕。 オデッサはウクライナ最大の港湾を備え、ウクライナを代表する工業都市、リゾート地としても知られている〔嵐田『オデッサ』、36-37頁〕。 ロシア帝国時代には黒海に面する港湾都市であるオデッサはロシア帝国と外国の経済・文化の交流の拠点となっていた〔中井『ウクライナ・ナショナリズム』、62頁〕。20世紀のオデッサ出身の作家スラーヴィンはオデッサの人間の気質について「何かを理解するためにはどんなものでも手でじかに触り、歯で噛んでみなければ気のすまない人だった」と説明している〔嵐田「オデッサとバーベリ」『都市と芸術の「ロシア」』、85頁〕。 == 名称 == オデッサの名称は、この地に古代ギリシアの植民都市オデソスが存在するという誤認に由来すると考えられている〔〔嵐田『オデッサ』、5頁〕。実際のオデソスは、オデッサから離れたブルガリアのヴァルナ周辺に存在していた〔。ギリシア風の名前が付けられた背景には、皇帝エカチェリーナ2世の治世に流行していた古典主義、町の発展に不可欠であるギリシア系商人と植民者の誘致を意図したことが挙げられている〔。 ''のみが公式な名称と認められる。この名前については、日本語ではオデーサ、あるいはアクセント位置を示す長音符を用いずにオデサと表記する。古くはアクセント位置に長音符ではなく促音を用いていた慣習もあり、従来の表記オデッサがウクライナ語名からかけ離れているわけではない。 ウクライナの独立まで長らく公用語として用いられてきたロシア語では、と書き「アヂェーサ」のように発音する。 -->''と書き「アヂェーサ」のように発音する。 --> 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オデッサ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Odessa 」があります。 スポンサード リンク
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