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オトコヨウゾメ(学名:''Viburnum phlebotrichum'' )は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木〔『日本の野生植物 木本II』p.231〕〔『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)山溪ハンディ図鑑5』pp.452-453〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.709〕。別名、コネソ〔。 新しいAPG植物分類体系ではガマズミ属は、ニワトコ属とともに、スイカズラ科からレンプクソウ科に移されている〔大場『植物分類表』p.225〕。 == 特徴 == 落葉低木。樹高は1-3mになり、密に分枝して茂る。幹の樹皮は灰褐色。若い枝は赤褐色で毛はなく、のちに灰色または灰褐色になる。葉は対生し、葉柄は長さ3-8mmになり、紫色を帯び、ふつう無毛でときに長い毛が散毛し、葉柄の上面に広い溝がある。葉身は長さ3-7cm、幅1.5-4cm、形はふつう卵形、ときに長楕円状卵形から広卵形で、先端は鋭尖頭または長鋭尖頭、基部は広いくさび形から円形、縁には粗い鋸歯があり、鋸歯の先は鋭くとがる。葉の表面は青緑色で無毛か中脈上に長い絹毛が散生し、裏面は主脈に沿って長い絹毛が生え、脈腋に星状毛がすこし生える。側脈は5-8対あり、平行して葉の縁までまっすぐに伸び、表面はへこみ裏面に突き出る〔〔〔。 花期は4月下旬-6月。短い枝先に1対の葉とともに散房花序をつけ、白色の花をまばらに3-30個つけ、花はしばしば薄い紅色を帯びる。花弁はおわん状で先端がわずかに5裂する。花序はしばしば垂れさがり、径1-6cmになり、花序の柄の長さは2-3cmになり、紅色を帯びる。花柄は長さ7-10mmあり、細く、基部に線形の苞があり、苞は早く落ちる。萼は小さく5裂し、裂片は長さ約0.5-1mmの小さな3角形で帯赤色。花冠は5中裂し、斜開して径6-9mmになる。雄蕊は5個あり、花冠裂片より短く、花糸の長さ1-1.8mm、葯は広楕円形で長さ0.5-0.8mmになる。子房は長さ約1.2mmで無毛、柱頭はほぼ無柄で3裂する。果期は8-11月。果実は長さ5-8mm、厚さ4.5-6mmになる球形から広楕円体の核果で、赤く熟し光沢がある。中に種子1個が入る核は、長さ5-7mm、厚さ1.5-2.5mmになる扁平な広卵形で、核の背側に浅い溝が2個、腹側に溝が1個と浅い条が2個ある〔〔〔。 葉は、乾くと黒くなる特性があり〔〔、この特性は他のガマズミ類にはみられない〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オトコヨウゾメ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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