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オトゴサウスルス(''Otogosaurus'' "鄂托克のトカゲ"の意味)は白亜紀前期に現在の中国内モンゴル自治区に生息していた竜脚類恐竜の属である〔「世界の恐竜博2006」公式カタログ〕。 ==概要== 現在知られる唯一の種でもあるタイプ種は''Otogosaurus sarulai''、2004年に中国の古生物学者である趙喜進(zh)により最初に記載された。属名は発見地である鄂托克(Otog)とギリシャ語で「トカゲ」を意味する''sauros''(σαυρσ)から派生している。種小名はこの地域の先住民である薩茹拉(Sarula)にちなんで命名されている。 中国語では''Otogosaurus''は鄂托克龙、''Otogosaurus sarulai''は萨茹拉鄂托克龙となる。 化石は内モンゴル自治区の白亜紀の約8000万年前の地層で発見された。標本には足と右大腿骨の他いくつかの骨が含まれている。大腿骨の長さは1.85 mでアジアの最大級のマメンチサウルスやチュアンジエサウルスのものを上回り、ディプロドクスのサイズに匹敵する〔。残存している骨の構造に基づくと、胴椎は頑丈で後肢は前肢より長かった。原記載ではカマラサウルス科とされているが大腿骨が扁平で、遠位(ひざ側)の骨端が著しく内側を向いていることなどから徐星はティタノサウルス類としている〔。体長は18 mほどと推定される〔。 竜脚類であり四足歩行の草食動物であったと推定される。オトゴサウルスの生息地は湖沼地帯であったようだ。近くでは足跡化石も発見されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オトゴサウルス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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