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オドリバエ科 ( リダイレクト:オドリバエ ) : ウィキペディア日本語版 | オドリバエ[か]
オドリバエは、双翅目の科の一つであるオドリバエ科(Empididae)に所属する種の総称。オドリバエ科に属する種は、世界で3000種以上が記録されており〔K.G.V. Smith (1989) "Family Empidiae" in Catalog of the Diptera of the Australasian and Oceania. pp.382-392〕、その多くが全北区から発見されている。オドリバエ科の種は、他のオドリバエ上科の種と同じく捕食性で、他の双翅目に比べて非常に多彩な形態をもつ群である〔。なお和名にハエとつくが、分類学的にはアブに近い仲間である。 == 概要 ==
オドリバエは、幼虫、成虫共に捕食性のアブの仲間であり、主に他の双翅目昆虫を捕食している〔。非常に広範な地域で発見されており、水辺または陸地の両方に生息している。また一部のオドリバエの仲間では、非常に複雑な求愛行動が知られており、オスが絹にくるんだ餌をメスに差し出して求愛する ''Hilara maura''〔Albert Harry Hamm (1928) On the Production of Silk by Species of the Genus Hilara Meig.(Diptera): Appendix: On the Epigamic Behaviour of Hilara maura, Fab., and Two Allied Species. Proceedings of the Royal Society of London. Series B, Containing Papers of a Biological Character Vol. 102, No. 718 pp. 334-338〕や、オスが栄養価の低い獲物をメスに送り、「婚姻の儀」を行う ''Empis snoddyi''〔Jennifer A. Sadowski á Allen J. Moore, Edmund D. Brodie III (1999) The evolution of empty nuptial gifts in a dance fly, Empis snoddyi(Diptera: Empididae): bigger isn't always better. Behav Ecol Sociobiol 45: 161-166〕などといった種が知られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オドリバエ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Empididae 」があります。
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