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オニヒラアジ
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オニヒラアジ
オニヒラアジ(学名:''Caranx papuensis'')はアジ科に分類される大型の海水魚である。インド洋、西太平洋の熱帯域に広く分布し、分布域は西は南アフリカ、東はマルキーズ諸島、南はオーストラリア、北は日本まで広がっている。体色によって他種と区別することができ、側線の上下に小さな黒い斑点が散らばっているほか、尾鰭の下部が細く白色で縁取られる。記録されている最大の体長は全長で88cm、最大体重は6.4kgである。沿岸部や沖合の岩礁、サンゴ礁そしてラグーンや湾などでみられ、若魚はエスチュアリーでもみられる。単独あるいは小さな群れで行動する。肉食魚であり、小魚や時としてイカや甲殻類を捕食する。繁殖形態については不明である。漁業においてはあまり重要な種ではないが、様々な漁法により捕獲されることがある。釣りの対象魚であり、また食用としても美味とされる。 ==分類== オニヒラアジはスズキ目アジ科ギンガメアジ属に属する。 本種はオーストラリアの動物学者Haynes Gibbs AlleyneとWilliam John Macleayによって、パプアニューギニアから得られた標本をホロタイプとして1877年に初記載された。彼らは本種を''Caranx papuensis''と名付けた。種小名の''papuensis''は標本が得られたパプアニューギニアに由来する。彼らは本種をギンガメアジ属(''Caranx'')に分類し、この分類が現在でも正当とされている。その後も独立に二度本種は再記載されている。一度目はサミュエル・ガーマンによって''Caranx regularis''として、二度目はによって''Caranx celetus''として記載された。本種はかつて、現在は疑問名とされている''Caranx sansun''という種と混同されていたとみられる。スミスは1968年に''C. sansun''とされていた種の多くを再命名したが、''C. celetus''という学名もこの時に命名されたものである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オニヒラアジ」の詳細全文を読む
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