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オバデレ・トンプソン(Obadele Thompson, 1976年3月30日 - )は、バルバドス出身の短距離陸上選手。2000年のシドニーオリンピックで銅メダルを獲得し、バルバドス初のオリンピックメダリストとなった。 セント・マイケルに生まれ、ハリソン大学に通い、その後奨学金を得てテキサス大学オースティン校にマーケティングと経済学を学んだ。 1994年に100mでジュニア歴代2位タイ(当時)の10秒08を記録した。1996年のアトランタオリンピックでは、開会式においてバルバドス選手団の旗手を務めた。この大会ではメダル獲得の可能性も高かったが、100mは準決勝で敗退し、200mでは4位に終わった。なお、200m決勝のレースでは、マイケル・ジョンソン(アメリカ)が19秒32の世界新記録(当時)を出して優勝している。 1990年代後半にはトップスプリンターたちとの競争の中で、1999年世界陸上選手権ではやはり優勝の可能性もあったが、100m、200mともに4位に終わっている。 2000年のシドニーオリンピックで、トンプソンはモーリス・グリーン(アメリカ)、アト・ボルドン(トリニダード・トバゴ)に続いて100mで銅メダルを獲得し、バルバドスの国家的英雄となった。200mでは前回のオリンピックに続き4位に入った。 2007年にマリオン・ジョーンズ(アメリカ)と結婚し、その後1児をもうけている。 1996年4月13日、アメリカテキサス州のエル・パソで行われた大会の100mで、驚異的な9秒69のタイムを記録した〔0 Toplists 100 m ? o . iaaf.org.〕。しかし、これは追い風5.0m/sの中での記録であり、国際陸上競技連盟の追い風2m/s以内という基準を満たしていなかったため、このタイムは公式記録としては扱われない。 このタイムは2008年6月29日にタイソン・ゲイ(アメリカ)が9秒68(+4.1m/s)を出したことにより破られ、また、同年に開催された北京オリンピックでは、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が公式に9秒69(±0.0m/s)を記録した。 == 自己記録 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オバデレ・トンプソン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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