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オパリナ
オパリナ()はカエルやオタマジャクシの腸管に寄生する鞭毛虫の仲間である。ゾウリムシのように細胞全体が毛で覆われた原生動物であるが、繊毛虫の仲間ではなく、コンブや珪藻と同じストラメノパイル生物群に含まれる。 == 概論 == カエル、オタマジャクシ、その他の生物の消化管に寄生する多鞭毛(繊毛として扱う場合もある)の鞭毛虫である。一般に宿主に対して片利共生の形をとっており、積極的に害を及ぼす例は知られていない。 オパリナと呼ばれる生物は一種のみではなく、広義にはおおよそ5属にまたがる生物群の総称である。(まとめてオパリナ類とも呼ばれる。)世界中に近縁種が分布しており、それらの宿主も様々である。宿主はカエルのような両生類が多いが、一部には軟体動物や魚類に寄生するものも知られている。日本では ''Opalina japonica'' が最も一般的に見られ、本邦でオパリナといえば普通本種を指す。 ちなみに「オパリナ(''Opalina'')」という名前は、この生物が遊泳する際に光を反射してオパールのように輝く様子から付けられたものである。同様の理由(オパールのような光沢)で“opalina”の名を持つ生物としては、巻貝の仲間のオパールキリガイダマシ(''Mesaliopsis opalina'')がいる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オパリナ」の詳細全文を読む
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