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オヒョウ(於瓢、学名:''Ulmus laciniata'')はニレ科ニレ属の落葉高木。日本列島から東北アジアの山地に分布する。北海道に多い。 別名アツシノキ(厚司の木)、ヤジナ(矢科)、ネバリジナ(粘科)。 アイヌ語ではオヒョウの樹皮と繊維をアッ(at)、オヒョウの木をアッニ(atni)と呼ぶ。樺太の方言ではそれぞれアハ(ax)、アハニ(axni)という。また白浦地方では樹皮をオピウ(apiw)とも呼び、「オヒョウ」の名称はこれに由来する〔知里真志保『分類アイヌ語辞典』〕。 ==特徴== 高さ約25m。樹皮は縦に浅く裂け、剥がれ落ちる。樹皮の繊維は強靭。葉は広倒卵型で先端が3(〜9)裂し、縁には重鋸歯が見られる。両面に白い短毛がびっしり生え、ざらついた手触り。4-5月、新葉の出る前に、淡紅色の小花が束状に咲く。果実は長さ2cmほどの扁平な楕円形をした翼果で、6月ごろ褐色に成熟する。 樹皮(靭皮)の繊維は強靭で、アイヌはこれでアットゥシ(attus 厚司)という布(あるいは衣料)を織る。別名のアツシノキはこのことに由来。 樹木は器具材、薪炭材、パルプに利用できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オヒョウ (植物)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ulmus laciniata 」があります。 スポンサード リンク
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