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オフィサー・オブ・アームズ : ミニ英和和英辞書
オフィサー・オブ・アームズ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

オフィサー・オブ・アームズ ( リダイレクト:紋章官 ) : ウィキペディア日本語版
紋章官[もんしょうかん]

紋章官(もんしょうかん、)は、君主領主などの支配者又は国家によって任命され、次の役目のひとつ以上を実行する権限を与えられた者、及びその役職である。
* 紋章にまつわる事案を発議すること、及びそれを管理監督すること。
* 国家の儀式を手配し、それに参列すること。
* 紋章や系譜の記録を保存すること、及びそれを解釈すること。
== 解説 ==

=== 歴史 ===

紋章官はもともと、紋章制度発足以前のヘラルド (Herald) と呼ばれる軍使あるいは伝令官の役目と軍礼式担当官の役目を持った官吏であった。ヘラルドは各国の国王に直属で仕えたり、自由契約として領主に雇われるなどしていたが、紋章制度が確立されてくると紋章の管理も担当するようになっていった。紋章制度では同一主権領内にまったく同じ紋章が2つ以上存在してはならないという鉄則があったため、各国とも各人の紋章の登録を推進したが、必ずしも進んで登録に訪れる者ばかりとは限らなかった。そのため、仮に君主や領主と関係の悪い勢力であったとしても軍使を攻撃してはならないという決まりがあったことを利用し、ヘラルドに地方の豪族などを訪問させて各地の紋章を調査し、登録を進めさせた〔。また、ヘラルドは一般の旅行者などと間違われて攻撃されないよう、自分がヘラルドであることが一見して判別できるように、仕える国王や領主などの紋章を大きく描いたタバードと呼ばれる上着を身につけていた。
後にヘラルドは軍使、伝令官の役割を失い、違反紋章や重複紋章の摘発などの紋章調査に関する職務だけが残った〔。リチャード3世の時代にイングランド紋章院が創設され、紋章の調査、登録、認可、訴訟などの一切の紋章事務を取り扱うようになった。英語では紋章官をも意味するようになったが、もともとの伝令や布告者の意味は廃れてはいないため、現在でも英語圏の新聞紙名としてよく使われている〔ヘラルドサン(オーストラリア)、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(フランス)、シドニー・モーニング・ヘラルド(オーストラリア)、マイアミ・ヘラルド(アメリカ合衆国)、ボストン・ヘラルド(アメリカ)、ニュージーランド・ヘラルド(ニュージーランド)、ザ・ヘラルド(スコットランド)、イブニング・ヘラルド(アイルランド)、ヘラルド朝日(日本)など〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「紋章官」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Officer of arms 」があります。




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