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オフサイド : ウィキペディア日本語版
オフサイド

オフサイドとは、団体球技でプレー禁止区域を定めたルール。特にサッカーラグビーでは、基本的なルールとして重要である。
== 起源 ==
起源は中世イングランドにさかのぼる。当時の「原始フットボール」は、数百人から数千人の大人数が手と足を使って勝敗を争っていた。
当時の試合は町と町との対抗戦として年に1度の祝祭であり、死者も出るほど激しかった。けが人や死人が出る激しい戦いの中、自チームを離れて敵の男たちの中にこそこそ入る行為は、卑怯な行為とされた〔玉木正之『スポーツ解体新書』pp.58-59、NHK出版、2003年、ISBN 9784140807491〕。また、1点先取で勝負を決めていたことから、卑怯な手段で(楽しい)ゲームを早く終わらせてしまう行為は戒められ「オフサイド」のルールへ発展した〔。
また近世、大英帝国の植民地国家に、フットボールは被支配国民の慰撫スポーツとして利用され、この際に試合の白熱化が一国の暴動に化するのを防ぐために、このルールはさらに厳格化された。この競技で自分のサイドを離れることをオフサイドという。
原始フットボールから多数の近代競技が派生した。オフサイドもその競技内容に応じてさまざまに規定されているが、オフサイドを無くしたオージーフットボールなども存在する。現在各競技で『オフサイド』の基本にある概念は『抜け駆けの禁止』すなわち正々堂々と競技するためのルールになっている。
なおオフサイドではない、合法的にプレーできる領域はオンサイドである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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