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オフリド地域の自然・文化遺産(オフリドちいきのしぜん・ぶんかいさん)は、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国(以下、単にマケドニア共和国〔世界遺産センターの公式表記は、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国である (The Former Yugoslav Republic of Macedonia - World Heritage Centre )。ただし、当該国の呼称問題は本記事の主題ではないので深入りしない。〕)のオフリド市にあるUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。世界最古の湖とも言われる清澄なオフリド湖の美しい景観、そしてそれと調和して発達してきた都市オフリドに残るキリスト教建築物やイコンなどが評価されたものである。1979年に自然遺産として登録され、翌年、ヨーロッパでは初めてとなる複合遺産として拡大登録された。 == 登録経緯 == 世界遺産条約発効当初、オフリドはユーゴスラビア社会主義連邦共和国に属していた。世界遺産リストへの物件の登録が始まったのは、1978年の第2回世界遺産委員会からである。この物件はその翌年の第3回世界遺産委員会に向けて、諮問機関である国際自然保護連合 (IUCN) が「登録延期」を勧告していたが、世界遺産リストに加えられた。ただし、その時点での登録名は「オフリド湖」(Lake Ohrid) で、自然遺産としての登録だった〔Report of the 3rd Session of the Committee (世界遺産センター)(2014年7月19日閲覧)〕。 翌年にオフリドの文化遺産の拡大登録が認められ、複合遺産となった〔Report of the 4th Session of the Committee 〕。それに伴い、名称も「オフリド地域の文化的・歴史的景観とその自然環境」と変更された〔。複合遺産の登録は、前年のティカル国立公園(グアテマラの世界遺産、1979年登録)に次いで2件目、ヨーロッパでは初であった。 ユーゴスラビアの解体に伴って、オフリドを保有する構成国であったマケドニア社会主義共和国がマケドニア共和国として独立すると、その国の世界遺産となった〔マケドニア共和国の世界遺産条約承継は1997年4月30日のことだが、日本ユネスコ協会連盟の『世界遺産年報1995』では、すでにマケドニア共和国の世界遺産として扱われている(『世界遺産年報1995』p.62)。〕。 2006年には現在の登録名称に変更された〔。2008年の第32回世界遺産委員会では登録範囲に関する軽微な変更を申請したが、「情報照会」決議となって見送られた〔。これについては、翌年の第33回世界遺産委員会で承認された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オフリド地域の自然・文化遺産」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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