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オメガ計画(オメガけいかく、)とは、昭和63年度に取りまとめられた群分離・消滅処理技術研究開発長期計画 の通称を言う。高レベル放射性廃棄物(使用済み核燃料の再処理廃液)を、そのままガラスで固化して地中に隔離するのではなく、四つの群に群分離〔以下の四群に群分離される。 * 超ウラン元素群(マイナーアクチノイド核種など) * テクネチウム(Tc)-白金族元素群 * ストロンチウム(Sr)-セシウム(Cs)群 * その他元素群(ヨウ素129など) この群分離手法は四群群分離法と呼ばれ、主に旧原子力研究所で開発された。平成21年報告書 p.用10 〕した上で、有効利用または特定の設備で核変換をすることで減量化・低害化する技術の要素的な開発を目的とした計画である。 なお、オメガ計画で開発していた技術(分離変換技術)が実用化されても地層処分の必要性がなくなるわけではない。 == 概要 == 原子力委員会が昭和62年(1987年)6月に制定した「原子力開発利用長期計画(昭和62年) 」において、再処理施設で使用済み核燃料から分離される高レベル放射性廃棄物の処理処分については、以下のように計画されることとなった。 これに基づいて翌年(1988年)に、2000年までの12カ年計画となる「群分離・消滅処理技術研究開発長期計画〔原子力委員会放射性廃棄物対策専門部会、群分離・消滅処理技術研究開発長期計画 〕」が同委員会の放射性廃棄物対策専門部会によって取りまとめられた。この計画の通称を「オメガ(Option Making of Extra Gain from Actinides and fission products の頭文字 OMEGA)計画」と呼ぶ〔ギリシャ文字の”最後の文字”を用いた原子力開発の命題、との意味合いから名付けられたとも言われる。石川(1991) p.260〕。 軽水炉から取り出された使用済み核燃料の中には、核燃料として再利用可能なウラン、プルトニウムに加えて # 半減期が非常に長い超ウラン元素群 # 核分裂生成物 # 希少金属である白金族元素群 # その他元素群 と多くの核種が含まれている。オメガ計画の具体的内容は、旧原子力研究所、旧核燃料サイクル開発機構及び電力中央研究所の三機関を中心として、これらの核種を分離回収(群分離)した上で有効利用できるものは利用し、利用が困難なものについては短時間のうちに放射能が減衰する核種や安定な核種に変換する技術(核変換技術)を開発することであった〔石川(1991) pp.262-263、 水本・江本(1994) 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オメガ計画」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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