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オリエンタル中村百貨店(おりえんたるなかむらひゃっかてん)は、1954年から1980年まで存在した愛知県名古屋市中区栄にあった日本の百貨店、およびその運営会社である。運営会社の法人としてのオリエンタル中村百貨店は、社名を名古屋三越百貨店、名古屋三越と変遷して2003年まで存続した。 通称「オリエンタル中村」。広告などで使用されたキャッチフレーズは「天に星 地に花 人に愛」。 == 概要 == 前身の中村呉服店が第二次大戦後、本町角にあった旧店舗を東海銀行に売却し、栄交差点に新築されたオリエンタルビルに入居し、1954年にオリエンタル中村百貨店に改称し、百貨店業態となった。松坂屋、丸栄、名鉄百貨店とともに、名古屋の4大百貨店と並び称されていた。 1969年に三越と業務提携〔『中日新聞』2000年10月7日付〕。1974年に星ヶ丘に星ヶ丘店を開店するものの、事業不振から、1977年に三越が中村呉服店の持ち株を買収して三越傘下に入るが、オーナーの中村家とオリエンタルビルは14%の株式を保持した〔『中日新聞』2003年2月6日付〕。1980年に社名を名古屋三越百貨店に変更し、それとともに店名もオリエンタル中村から三越になった。松坂屋、丸栄、名鉄百貨店とともに頭文字がMだったことから、以後は併せて4Mの愛称で親しまれる〔【なごやデパート情報】丸栄、百貨店業撤退も 中日新聞 2011年5月14日〕。 さらに1991年には社名が(初代)名古屋三越と改められる〔〔【なごや特走隊】カンガルー像と壁画のその後は 栄の交差点で輝いた名古屋の顔 中日新聞 2006年6月19日。〕。 2003年、株式会社三越に合併され、運営会社の名古屋三越の法人格は消滅。店舗は三越伊勢丹ホールディングス傘下の名古屋三越栄店および星ヶ丘店(星ヶ丘三越)となっている。 なお、2010年4月1日以降、栄店および星ヶ丘店の運営を行っている(2代目)株式会社名古屋三越は、2009年10月1日に三越から新設分割により設立された法人であり、旧法人とはまったく別法人である。 「オリエンタル」の名は入居したビルがオリエンタルビルであったことから名乗っただけで、カレーなどの食品メーカーで同じ地元企業のオリエンタルおよびかつて北海道釧路市に存在したオリエンタルデパートとは関係がない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オリエンタル中村百貨店」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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