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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ F : [えふ] ファロー四徴(症)
ペンFは、オリンパスが1963年に発売した世界初のハーフ判レンズ交換式一眼レフカメラである。本項目では、その後シリーズ化された後継機種についても記述する。 == 開発の経緯と特徴 == 1961年ごろからハーフサイズカメラのオリンパス・ペンの成功を受けて、オリンパス社内ではかつて例のないハーフ判の一眼レフができないかという期待が高まってきた。その少し前から構想を練っていたペン・シリーズの設計者・米谷美久は、ハーフ判の画面が縦長になることからフランジバックを短くできるように、通常は上にはねあげるミラーを横に開閉する形式の設計を考え、それに合わせてペンタプリズムを使わずポロプリズムで画像を導くファインダーを導入する着想を得た。 チタンを利用したロータリー式のフォーカルプレーンシャッターを開発するなどして、ペンFは1963年5月に発売にこぎつけた。このシャッターは最高速度1/500秒まで画面が全開して露光するため、通常FP級フラッシュバルブを用いなければならないような日中の撮影でも、全シャッター速度でエレクトロニックフラッシュが同調するという特徴がある〔米谷2002、176頁。〕。またファインダー倍率を高めるために接眼用のルーペレンズを眼から離す必要が生じるため、ファインダー像が全部で4回反射するうちの第3反射面をミラーとして、第4反射面の間にルーペを置くという設計を行なった〔米谷2002、136頁。〕。ペンFTではこの第3反射面をハーフミラーとして、その背後にTTL露出計を置くこととした〔米谷2002、181-4頁。〕。これらの機能的な必然性によって、通常の一眼レフカメラなら頂部に配置されるペンタプリズムの突出がなく、しかもレンズがカメラ中央から右手側にオフセットした、ユニークなデザインが実現されるに至った。 *ペンF(1963年5月発売) - 世界初のハーフ判一眼レフカメラ。後のFTではセルフタイマーレバーがつけられる場所に花文字のFが刻まれている。二回巻き上げ。フォーカシングスクリーンは全面マット。アクセサリーシューは標準では取り付けられておらず、ファインダーアイピース基部に上から差込むアクセサリーとして別売された。このアクセサリーシューはいわゆるホットシューと異なり接点を有しておらず、そのため別途ボディ側面上部にシンクロコードを接続するためのコネクタが設けられている。内蔵露出計を有しないペンF及びペンFVでは、シャッター速度ダイヤルの基部に、オプションのCdS式露出計を取付けるためのバヨネットが設けられている。 *ペンFT(1966年発売) - CdSによるTTL露出計とセルフタイマー内蔵。露出計はフィルム感度・シャッター速度・測光値に基づきファインダー内に表示されたTTLナンバーという数字を、レンズに刻まれた数字(個々のレンズごとに絞り値と一定の法則で対応している)と手動で合わせるという形式で、開放測光を実現するとともに、レンズごとに違う、開放時と絞り込み時の特性の補正なども行なった〔ペンF時代の初期のレンズにはTTLナンバーがないものもある〕。フィルム感度の設定はシャッター速度調節ダイヤルを手前に引きながら回転させて行う。一回巻き上げに改良されている。また、焦点調節の便を図るため全面マットのフォーカシングスクリーンの中心部にマイクロプリズムが設けられた。また、シンクロコード接続用コネクタの基部にシンクロのタイミングをX接点とM接点に切替えるスイッチが設けられている(他の機種はX接点のみでありスイッチは無い)。 *ペンFV - ペンFTからTTL露出計を省略したモデル。なお、胃カメラ・顕微鏡撮影用にFVをベースにフォーカシングスクリーンを透過式とし、セルフタイマーを省略したモデル(medical use)も発売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オリンパス・ペンF」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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