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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
オルタネートルートはコンピューター用語の一つ。 インターネットは、ドメインネームシステム(DNS)を、数字からなるIPアドレスやその他の情報をコンピュータの名前と結び付けるために使っている。ドメイン名の階層的構造の頂点は、DNSルートゾーンと呼ばれており、全てのインターネット上のドメイン名の最後にあるトップレベルドメイン(TLD)を維持している。正式なDNSルートはThe Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN)によって管理されている。それ以外にいくつかの組織が「別のDNSルート(Alternative DNS roots (alt rootsとも呼ばれる)、オルタネートルート)」を運営している。これらのオルタネートドメイン名システムは、独自のルートネームサーバを運営し、独自のトップレベルドメインを含む独自の名前空間を管理している。 インターネットアーキテクチャ委員会はRFC 2826の中でオルタネートルートに強く反対している〔RFC 2826 (informational), ''IAB Technical Comment on the Unique DNS Root'', Internet Architecture Board, The Internet Society (May 2000)〕。 == 解説 == DNSルートゾーンは全てのトップレベルドメインのための公式なドメイン名サービスへのポインタを保持している。ルートゾーンは、世界中のいくつかの組織によって運営される一群のルートサーバによってホストされており、全ての公式なルートサーバはICANNによって管理されたドメインの特定の認証を受けたリストを使っている。 通常、オルタネートルートは、ICANNによって管理された全てのTLDのサーバへのポインタを以外に、ICANNに認められていないトップレベルドメインへのポインタも含めている。しかし、それらのTLDは他の独立した組織によって運営されている。オルタネートルートのいくつかは、これらのオルタネートTLDを管理する組織によって運営されている。 オルタネートルートは一般には3つのグループに分けられる。1つ目は理想主義的あるいはイデオロギー的な理由で運営されているか、2つ目は営利目的の事業として運営されているか、3つ目は組織自身のために内部的に運営されているかである。 しかし、技術的にはセットアップするのは簡単であるが、実際に信頼できるルートサーバネットワークを維持するのは、地理的に分散した複数のサーバを年中稼働させ続ける必要があり、非常に手間がかかる。 インターネット・バブルの間、オルタネートルートプロバイダは非公式なトップレベルドメインを提供することでしっかりと利益を得ることができると信じられていた。 実際には、少数のインターネットサービスプロバイダ(ISP)しかオルタネートルート業者の提供するドメインを使わなかったし、一般的にはICANNの認証を受けたルートサーバだけがサポートされた。このことはオルタネートルート業者にとっては商業的な失敗となった。 BIZ TLDは、ICANNがNeulevel社の運営する正式なBIZ ドメインを認める前に、Pacific Root社によって作られ運営されていた。正式なドメインが作られた後もしばらくは、オルタネートルートによってはBIZ ドメインはNeulevel社ではなくPacific Root 社のサーバでドメイン名の解決をしていた。その結果、同じドメイン名が異なるルートに存在し、異なるIPアドレスを指すという状態が生じていた。このような衝突が起こる可能性があり、インターネットを不安定化させる可能性があるということは、オルタネートルートについての議論の主な論点となっている。多くのオルタネートルートは互いに協力しようとしているが、協力しようとしないものも多い。そのためオルタネートルート間に存在する衝突を解決するプロセスも存在していない。抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オルタネートルート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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