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オルトケイ酸テトラエチルは、化学式がSi(OC2H5)4である化合物であり、英語名のTetraethyl orthosilicateを略して、TEOSとも呼ばれる。この分子は中心のSiO44-イオン(オルトケイ酸イオン)にエチル基が4つついた構造をしている。溶液中のイオンとしてはオルトケイ酸イオンは存在せず、TEOSはオルトケイ酸(Si(OH)4)のエチルエステルであるとも解釈できる。消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する〔法規情報 (東京化成工業株式会社)〕。 TEOSは正四面体構造をとる。類縁体が数多く存在するが、たいていは四塩化ケイ素のアルコールによる加溶媒分解により合成される。 :SiCl4 + 4 ROH → Si(OR)4 + 4 HCl ここでRはメチル基、エチル基などのアルキル基。 == 利用 == TEOSは主に、シリコーン樹脂の架橋剤として用いられている。また、カーペットなどのコート剤として用いられるほか、エアロゲルを作るのにも使われる。これらの用途は、Si-OR結合の反応性を利用している〔Lutz Rösch, Peter John, Rudolf Reitmeier "Silicon Compounds, Organic" Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 2002, Wiley-VCH, Weinheim. . Article Online Posting Date: June 15, 2000〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オルトケイ酸テトラエチル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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