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ornithine
オルニチン (ornithine, 略称 Orn) は、アミノ酸の1種で、尿素回路を構成する物質の1つである。アルギニンの分解によって生成する。分子式は C5H12N2O2、IUPAC命名法では 2,5-ジアミノペンタン酸(2,5-diaminopentanoic acid)と表される。分子量は 132.16。2番炭素がキラル中心であるため、1対の鏡像異性体を持つ。こられのうち天然型は L体(S体)で、CAS登録番号は である。なお、D体(R体)のCAS登録番号は 348-66-3、ラセミ体(S体とR体の等量混合物)のCAS登録番号は である。 オルニチンを人工たんぱく質の材料とする研究が行われたが、オルニチンがラクタム化(環状化)してしまい以降のペプチド結合が作れなくなってしまったため、失敗に終わった。 == 生合成と代謝 == アルギニンと水との反応によって尿素と共に生成し、カルバモイルリン酸との反応でシトルリンとリン酸になる。 : アルギニン + H2O → 尿素 + オルニチン : カルバモイルリン酸 + オルニチン → シトルリン + リン酸 また、クレアチン経路を構成する物質であり、グリシンとアルギニンの反応でもグアニジノ酢酸とともに生成する。 : アルギニン + グリシン → オルニチン + グアニジン酢酸 このようにアルギニンの代謝で重要な役割を果たす物質である。その他の代謝としては、オルニチンはオルニチンデカルボキシラーゼの働きによってプトレシンとなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オルニチン」の詳細全文を読む
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