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オンシジウム・オルニソリンクム ''Oncidium ornithorhynchum'' は、オンシジウム属のランの一つ。この類では小型で、紫系の花色とよい香りをもつ。 == 特徴 == 常緑性の多年草で着生植物〔以下、主として唐沢監修(1996)p.419〕。この属では比較的小型種。偽鱗茎は卵形でやや扁平、長さ約5cm、先端には2枚の葉が着き、基部の苞にも葉状部がある。葉は長さ20-25cm、狭披針形でやや草質。 花期は秋から冬。花茎は基部の苞の内側から伸び、長さ30cmほどになり、円錐花序に多数花をつける〔土橋(1993)p.249〕。花茎をバルブの両側から出すことが多い〔ガーデンライフ編(1969)p.213〕。花は径2,5cmほど、萼片と側花弁はほぼ同型同大で同色。唇弁は大きく3裂し、側裂片は三角形、中裂片は倒心形、ないし腎臓型、つまり横長で先端がややくぼむ。唇弁中央基部にあるカルスは5列のとさか状の襞形で、その上に小突起がある。蕊柱の翼片は斧形から三角形。 花色には変異が多く、紫色から淡桃色まで、斑紋にも変異がある。唇弁のカルスは黄色。また、花には香りがある〔土橋(1993)p.249〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オンシジウム・オルニソリンクム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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