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オンチップ・エミュレーター : ミニ英和和英辞書
オンチップ・エミュレーター[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

オンチップ・エミュレーター ( リダイレクト:オンチップ・エミュレータ ) : ウィキペディア日本語版
オンチップ・エミュレータ[ちょうおん]

オンチップ・エミュレータ英語:on-chip emulator)は、基板上にマイクロプロセッサを実装した状態(on-chip)でプログラムのデバッグを行うことのできる装置の総称で、主に組み込みシステムでのプログラム開発に使用する。ターゲットとなる基板とエミュレータ・ユニットをデバッグ用のインタフェースで接続し、さらにそのユニットとホストとなるパソコンUSBイーサネットなどで接続する形態が一般的である。
== オンチップ・エミュレータの特徴 ==
従来のインサーキット・エミュレータ(オンチップ・エミュレータに対して、''フルICE''とも呼ばれる)と比べると機能は大幅に劣るが、低コストであること、プロセッサとの接続が簡単であることなどの利点がある。ただし装置の性質上、プロセッサが電気的に正しく動作する状態でなければ使用できないため、そこに至るまでの開発過程には不向きである。また直接CPUバスに接続されないため、リアルタイムなバス動作の履歴をサンプルするバストレースが不可能になる。
ただし最大の利点としては、基板上のマイクロプロセッサをプローブに差し替えるフルICEに対し、オンチップ・エミュレータはマイクロプロセッサを基板上に実装したままデバッグが行えるため、製品と同等の電気的特性を維持したままプログラムの評価が可能になる〔いろいろなICEの方式とその特徴 Interface 2009年7月〕。このためバスクロックが高速化し、フルICEでは対応できなったマイクロプロセッサでもデバッグが可能となり、パッケージにも左右されないため、2000年以降はインサーキット・エミュレータの主流になっている〔多様化したCPUのJTAGデバッグ Design Wave Magazine 2000 February〕。
リアルタイムトレースに関しても、バストレースは不可能であるが、CPU内蔵のデバッグ機能 (''On-Chip debug'')を用いてプログラムやデータのトレース実現している〔例えば、ARMアーキテクチャ''Embedded Trace Macrocell'' など〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オンチップ・エミュレータ」の詳細全文を読む




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