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オンブラ・マイ・フ : ミニ英和和英辞書
オンブラ・マイ・フ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


オンブラ・マイ・フ : ウィキペディア日本語版
オンブラ・マイ・フ

オンブラ・マイ・フ」(''Ombra mai fù'')または「ラルゴ」(''Largo'')は、ヘンデルの作曲したオペラセルセ』(''Serse'', ''Xerxes'')第1幕第1場の中のアリアペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われる。調性はヘ長調。詩は木陰への愛を歌ったもの。
下降および上昇旋律を組み合わせた、伸びやかな明るい旋律線を持つ。旋律素材はボノンチーニによるもので、ヘンデルの独創ではないとされる。
従来より、この曲の速度記号から『ラルゴ』とも呼ばれる。『オンブラ・マイ・フ』は歌詞の初行から。今日オペラはほとんど上演されないが、この曲は美しい小品として愛され、しばしば演奏される。元来カストラートのための曲だが、今日は主にソプラノにより歌われる。
この曲は「世界で初めて電波に乗せて放送された音楽」でもある。1906年12月24日レジナルド・フェッセンデンによって行われた初めてのラジオ実験放送レコード演奏された。
== キャスリーン・バトル盤 ==
ソプラノ歌手キャスリーン・バトルによる録音〔1986年5月にロンドンのアビーロード・スタジオで収録。〕が、実相寺昭雄監督による映像とともに、1986年夏からニッカウヰスキーのCMに使用され、日本で大きな反響を巻き起こした。1987年5月、この録音を含む9曲入りアルバム『オンブラ・マイ・フ/キャスリーン・バトル』がキングレコードから発売され(CD番号 K30Y-235)、20万枚のセールスを記録した〔レーザーディスク『ディーバ~キャスリーン・バトルの歌声』(創美企画/SKL-1001)のライナーノーツより。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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