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オースチン・3リッター : ミニ英和和英辞書
オースチン・3リッター[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

オースチン・3リッター : ウィキペディア日本語版
オースチン・3リッター[ちょうおん]

オースチン・3リッターイギリス自動車メーカーブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション(BLMC)が1968年から1971年まで生産した大型乗用車である。設計コードネームは「ADO(Austin Drawing Office Project)61」であった。
いわゆるBMC・"ファリーナ"・サルーンの大型版であったA110ウエストミンスターの後継車として1960年代半ばまでに開発された後輪駆動車であったが、ADO16/17と共通のオイルを用いた前後関連式「ハイドロラスティック」サスペンションが装備され、荷重に係わらず姿勢を水平に保つことが出来た。エンジンはA105以来の直列6気筒7ベアリング2912cc・125馬力が縦置きに搭載された。 車体は生産合理化のためADO17のセンターセクションやドアが流用されたため、あたかもADO17の大型版のようなスタイルになり、長いホイールベースのため胴長なことから英国では'Landcrab'(陸上の蟹)と呼ばれたADO17に対し、'Land-Lobster'(陸上のロブスター)というニックネームが付いた。実際、全長4718mm・全幅1695mmに対し、ホイールベースは2908mmもあった。室内も大型車にふさわしく豪華に設えられ、ウッド張りのダッシュボードや布張りの天井を持つが、なぜかシートには本革ではなく、上質なものではあったがビニールレザーが使われた。
3リッターは商業的には大きな失敗に終わり、僅か9,992台を生産したのみで1971年には早くも生産中止されてしまう。高級版のバンデン・プラウーズレー版もプロトタイプは試作されたが生産化には至らなかった。余りにも外観がADO17に似ていて高級感が欠如していたこと、BLMCとなって自社内にローバー・P6トライアンフ2000/2500という強力なアッパーミドルカーのライバルが存在し、大衆車ブランドであるオースチンが大型車を生産する理由も希薄になっていたためであった。当時の日本にも輸入されなかった。
なお、5ドアエステートワゴンもコーチビルダーのクレイフォードによって少数生産された。
この時代のBMC/BLMC製前輪駆動車の多くを設計した名エンジニア・サーアレック・イシゴニス(Sir Alec Issigonis)は3リッターの設計にはタッチしていない。〔ウィキペディア英語版によると、この点を生前の彼は特に強調していたと言われる。〕

== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オースチン・3リッター」の詳細全文を読む




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