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オートクレーブ : ミニ英和和英辞書
オートクレーブ[ちょうおん]
autoclave
===========================
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
オートクレーブ : ウィキペディア日本語版
オートクレーブ[ちょうおん]

オートクレーブ()とは、内部を高圧力にすることが可能な耐圧性の装置や容器、あるいはその装置を用いて行う処理のこと。
化学分野では特殊な化学反応を行うため、医学生化学では病原体などを死滅させる滅菌処理(オートクレーブ滅菌)のため、工学では炭素繊維強化プラスチックなどの複合材の成形(オートクレーブ成形)や人工スレートなどのコンクリート養生オートクレーブ養生)のためなど、さまざまな分野でそれぞれ目的に応じて使用される。圧力鍋やそれを用いた調理もオートクレーブの一種である。
==概要==
高い圧力下では、多くの化学反応が常圧(1気圧)の場合よりも早く進行し、また常圧ではほとんど見られない反応も起きることが知られている。また水分を含む物体を加熱する場合、常圧下では1気圧の水の沸点である100℃付近で物体内部の水分の大部分が水蒸気に変わり失われてしまうが、高圧下では沸点が上昇し、100℃を大きく超える温度でも水分を保持させたまま物体を加熱することが可能となる。これによって、高温状態の水や水蒸気によって特定の化学反応を早く進行させたり、物体内部への浸透性を高めたりすることが可能である。これらの現象を利用して、耐圧容器(耐圧装置)の内部に飽和水蒸気や水素ガスなどの気体を入れて、さらに高圧(場合によっては高温高圧)にすることで、容器内部に入れた物体内部で特定の化学反応を早く進行させるのがオートクレーブの原理である。
水(水蒸気)を用いるオートクレーブ処理は、水を入れた密閉容器を加熱すれば高温高圧の状態が得られる、最も簡単なオートクレーブの例である。またその装置の機構も比較的単純ですむことから、医学や材料科学などさまざまな分野で利用されている。
オートクレーブ処理のための装置では、耐圧性かつ内部で進行する化学反応によって腐食されない材質(ステンレスなど)が加圧される部分に使用される。大きさは数十センチメートル単位のものから、数十メートルに至る大型の装置までさまざまである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オートクレーブ」の詳細全文を読む

オートクレーブ : 部分一致検索
オートクレーブ[ちょうおん]
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「 オートクレーブ 」を含む部分一致用語の検索リンク( 4 件 )
オートクレーブ
オートクレーブ、加圧(蒸気)滅菌器
オートクレーブプレス
オートクレーブ試験



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