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オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート(オートクレーブようじょうしたけいりょうきほうコンクリート、)、略称ALCは、高温高圧多湿養生を意味するオートクレーブ処理で製造管理された軽量気泡コンクリートである。 == 概要 == 建築現場で作られる軽量気泡コンクリートとは異なり、主に設備の整った工場で製造される。ALCパネル () として、主に5階建て程度までの中低層建築物の外壁や床板、超高層マンションの廊下・バルコニー側の外壁、鉄骨造の倉庫や工場の外壁で用いられることが多い。 無機質材料を原料にしていることから法定不燃材料として認定され、加えてパネル内部に気泡を有し、コンクリートに比べて約1/4程度の重量であることから、他の建築材料と併用して高層建築物の間仕切り壁や防火区画などで用いられる。軽量とはいえ、幅600 mm、長さ3,000 mm を越えるパネルを運搬するには複数人の人力が必要となり、通常はクレーンなどの揚重機を用いて搬入する。 の軽減化や工期の短縮を目的としてALCパネルを採用することがある。一般的な鉄筋コンクリート構造では鉄筋工事による配筋、柱・地盤の地耐力が低く、経年変化により地盤沈下が起こりやすい軟弱地盤に、一戸建住宅や小規模建築物を建設する際には、建物の総重量 (建築)" TITLE="梁">梁・スラブ等の型枠工事、コンクリートの打設によるコンクリート工事を経て構造体を構築するのに対し、ALCパネルを用いた建物では切断加工した既製品を建設現場でクレーンなどの揚重機を用いて吊り下げて鉄骨の柱や梁に固定して外壁や床の構造体ができあがることから工事工期の短縮が期待される。狭小敷地や隣接建物が迫っている区画などでは上空からALCパネルを吊り下げることで外壁ができあがり、コンクリート造では困難な場所でも施工できる場合が多い。 標準的な鉄筋コンクリート構造の建物では構造物全体が連続した一体化した構造体であるのに対して、ALCパネルを用いた鉄骨造では鉄骨とALCパネルは金属ジョイントを介して接合される。地震などの大きな外部応力が加わった際には主要構造部の鉄骨とALCパネル本体では別々の挙動をするため主要構造部の変形追従性を考慮した各種ジョイント金具は各メーカー又は専門鋼材店より市販されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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