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オープン・コミュニオン : ミニ英和和英辞書
オープン・コミュニオン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

オープン・コミュニオン : ウィキペディア日本語版
オープン・コミュニオン[ちょうおん]
オープン・コミュニオン()とは、コミュニオン聖餐)への参加を所属教会員以外の者にも許すコミュニオンの形態。オープン聖餐とも。聖公会の一部〔Trinity Episcopal Church | Open Communio 〕、プロテスタントの一部教派〔Our Savior's Lutheran Church 〕で実施されている。正教会カトリック教会は、オープン・コミュニオンを採らず〔Why Not “Open Communion”? 〕、オープン・コミュニオンが実施もしくは議論の対象になるのは、専ら聖公会、プロテスタントにおいてである。
教会史の文脈においては、「洗礼は受けているが回心体験を告白していない成人が聖餐式に与ること〔ジョナサン・エドワーズ見聞録 17 国際基督教大学教授 森本あんり〕」という定義が当てはめられる場合がある。

== 語義 ==
オープン・コミュニオンには三通りの語義がある。
# 洗礼を受けていれば、所属教派を問わず、コミュニオン(聖餐)への参加を許す実施形態〔(教派・個々の教会によっては、洗礼の有無の他に聖餐理解の一致を要件として求めるところがある〔)
# 洗礼を受けた者に対してだけでなく、洗礼を受けていない者に対しても、コミュニオン(聖餐)への参加を許す実施形態〔Canadian Anglicans to consider opening communion to unbaptized (American Anglican Council)〕
# 洗礼は受けているが回心体験を告白していない成人が聖餐式に与ること〔
2番の語義を表す別の用語として「フリー聖餐」があるが、「オープン聖餐」と「フリー聖餐」とは元来は違う語義をもつ単語であり、上記2番の語義で用語「オープン聖餐(オープン・コミュニオン)」を使うのは誤用であるとの見解(上記1番の語義のみを「オープン聖餐」とし、上記2番の語義を「フリー聖餐」と呼んで区別する見解)もある〔日本基督教団における未受洗者への配餐の問題 その本質にあるもの 東京神学大学 大住 雄一〕〔神奈川教区 聖餐についての学習会における発表 横浜指路教会牧師 藤掛順一〕。
他方、洗礼を受けていない者にコミュニオンへの参加を拡大するオープン・コミュニオン(Open Communion)の態様について反対派と容認派(推進派)の議論がアメリカで起きており、2番の語義で語彙「オープン・コミュニオン」(Open Communion)が使われるケースは近年になって出てきている〔。
ただし、日本で議論の対象となっているフリー聖餐は上記2番の概念のみを指すものであって、1番のように洗礼を受けた者のみにコミュニオン参加を限定する概念を指す用語としては使われない。したがって、「フリー聖餐」と「オープン・コミュニオン(オープン聖餐)」とは、完全な同義ではない。
教会史において3番の語義「洗礼は受けているが回心体験を告白していない成人が聖餐式に与ること」という定義を「オープン・コミュニオン」に当てはめる場合もある。この定義において問題になるのは堅信もしくは信仰告白の有無であって、教派の違いではない(同一教派内における聖餐を許す範囲の問題)〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オープン・コミュニオン」の詳細全文を読む




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