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オールモード4X4(ALL MODE 4X4、オールモードフォーバイフォー)とは、日産自動車が開発した駆動力電子制御四輪駆動システムの名称。センターデフを用いず、トランスファーに内蔵された油圧式の湿式多板クラッチで動力の断続を行う、スタンバイ4WDの一種。 このシステムはスカイラインGT-Rに搭載されていた4WDシステム、ATTESA E-TSをもとに、横Gセンサーを省いて開発され、FFベース(Z50型ムラーノ、T30型エクストレイル、現行J10型デュアリス、U31前期型プレサージュ(3500ccのみ)などに搭載)、FRベース(R50型テラノ、エルグランドなどに搭載)の両方がある。 ==解説== FF(FR)ベースの場合、通常時は前輪駆動(後輪駆動)で走行し、走行条件に応じて前後輪のトルク配分を100対0(0対100)から、前後直結の範囲で制御する。さらに、手動により前輪(後輪)駆動固定、駆動力制御四輪駆動および直結四輪駆動の選択が可能になっている。 駆動力の伝達は、前輪(後輪)へは直接駆動力を伝え、後輪(前輪)へはトランスファ部で分岐されている。リア(フロント)ディファレンシャル前部(後部)に組み込まれた電子制御カップリング(JTEKT製 ITCC)の多板クラッチの締結率を変えることによって、後輪(前輪)へ伝達されるトルクの大きさを制御しており、走行状態に応じ、前輪(後輪)駆動から直結四輪駆動までの状態を無段階に変化させている。さらに手動で直結四輪駆動を選択することも可能であるが、設定車速以上になると駆動力制御四輪駆動に切り替わる。さらに、ABSおよびVDCとの協調制御も行い、より自然かつ安全な走行性能を確保している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オールモード4X4」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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